2006-06-06 第164回国会 参議院 国土交通委員会 第22号
そこでまず最初に、これは本会議で質問させていただきました、設計、施工分離を促進すべきではないかと。なぜかといいますと、設計が施工業者の下請になってはチェック機能がどうしても働いてきませんので、設計と施工を分離して、厳しいチェックを実現するためにはやはり、また後ほども触れたいと思いますが、建築士の地位と独立性も高めることも必要でありますし、そのためには資格試験の段階から改革も必要であろうと思います。
そこでまず最初に、これは本会議で質問させていただきました、設計、施工分離を促進すべきではないかと。なぜかといいますと、設計が施工業者の下請になってはチェック機能がどうしても働いてきませんので、設計と施工を分離して、厳しいチェックを実現するためにはやはり、また後ほども触れたいと思いますが、建築士の地位と独立性も高めることも必要でありますし、そのためには資格試験の段階から改革も必要であろうと思います。
また、今委員の方からは、施主というふうにおっしゃいましたが、建築主からやはり不当なコストダウンのプレッシャーを掛けられるということもあるわけでございまして、その場合は単に設計、施工分離ということで目的が達せられるわけではないというふうにも思っております。
私は、今回、特に民主党の案を急いで拝見いたしましたが、その中に、設計、施工分離ということを進めていくという御趣旨の提案があったかと思いますが、これも押しなべてすべて設計、施工分離方式というものが適切だとは私は決して思いません。
まず一本目の柱は、設計、施工分離の促進です。 姉歯元一級建築士は、国会の証人喚問で、偽装のきっかけとして、建設会社から厳しいコスト圧力があった旨の証言をしました。現在、構造設計士を含む一級建築士の多くの方々が、ゼネコンや建設会社、ディベロッパー等の下請的立場に置かれています。
まず第一本の柱は、設計、施工分離の促進です。 姉歯元一級建築士は、国会の証人喚問で、偽装のきっかけとして、建設会社から厳しいコスト圧力があった旨の証言をしました。現在、構造設計士を含む一級建築士の多くの方々が、ゼネコンや建設会社、ディベロッパー等の下請的、隷属的立場に置かれています。
二番目の、いわゆる設計・施工分離の原則で今日まで公共工事は行ってきたわけでございますけれども、確かに先生御指摘のように、市町村等におきましては技術者の不足等から設計のチェックが十分でなくて、例えば施工段階で手戻り等が生じているというふうな指摘も、さきの公共事業における入札・契約制度に関する懇談会においても指摘を受けたところでございます。