1971-02-12 第65回国会 参議院 予算委員会 第4号
そうしていまは松井田の妙義山療養所に入院しているという方。結核だというのですが、どうも結核ではないらしい、カドミウムじゃないかなというふうなことを本人も言っておられるそうですが、こういう場合でも労災の適用になりますか。
そうしていまは松井田の妙義山療養所に入院しているという方。結核だというのですが、どうも結核ではないらしい、カドミウムじゃないかなというふうなことを本人も言っておられるそうですが、こういう場合でも労災の適用になりますか。
それ以外の方々、すなわち健康保険の本人、それから生活保護を受けている方、結核予防法によって公費負担をされている方、こういう方方につきましてはすべて二割引き措置を廃止いたします。二割引き措置を廃止いたしますけれども、患者負担は全く増加いたしません。
たとえば健康保険についても、従来三割から二割は結核、それから国民健康保険についても同じで、さらにまた、これは保険ではありませんが、公的扶助の生活保護の場合は、六割方結核です。こういう点で、結核というものの存在は、医療保険制度の中核をなしている。そういう点でも私は保険を扱っている、保険事務的な面からも、結核だけについては特別な措置を必要としたのではないか。
生活保護法の中の六割、四百十六億の六割方結核を含めて取っているのですね。そうすると生活保護費というものも減ってきますよ。それから社会保険も大体三割くらいは結核が取っている。そうすると社会保険の方も減ってくるのですよ。そうすると国民のふところがよくなって景気もよくなるかもしれません。だからあとの三百億という金は、私は決して多額だと思いません。