1980-05-14 第91回国会 参議院 本会議 第13号
それを隷属的に共存共苦という大平総理の対米政策は、従来の全方位外交政策とは大きく異なると考えるわけでありますが、一体この共存共苦とはいかなる意味なのか、日米運命共同体と受けとめてよいのかどうか、明確にしていただきたいのであります。 第二に、防衛力増強の問題であります。
それを隷属的に共存共苦という大平総理の対米政策は、従来の全方位外交政策とは大きく異なると考えるわけでありますが、一体この共存共苦とはいかなる意味なのか、日米運命共同体と受けとめてよいのかどうか、明確にしていただきたいのであります。 第二に、防衛力増強の問題であります。
五月の総理訪米の際には米国側から防衛努力への強い要請があると思われるが、これと従来の全方位外交政策との調整はどうするのか。」との質疑に対し、大来外務大臣及び関係政府委員より、「ブラウン長官との会談で、日本の防衛努力についてある程度の話はあり、日本の従来の基本政策の方向の線は外せない。着実な努力はできるが、顕著な努力は基本線から見てむずかしいと答えた。
そこに私は大変に問題があると思うのですけれども、たとえば日米関係を基軸とするというわけでありますけれども、もしそうだとするならば、ある国の対米関係が悪くなったときに福田内閣の言う全方位外交政策というのは破綻をするということもあり得るということですね。
そこで、今度は防衛庁長官にお尋ねしたいのですが、総理が、わが国の外交の基本政策は、ちょっと奇妙な名前ですが、全方位外交政策をとるということを言っておられるのを長官、御存じですか。外務省、そういうことを理解しておられますか。