1953-11-04 第17回国会 参議院 通商産業委員会 第3号
この前の、委員会に火力借款対象事業計画と新設発電設備概要と二枚の資料を配りましたが、この前の火力借款対象事業計画と申しますのは、これだけでは甚だ不完全なように見えるのでありますが、実は文字通りとりましてこういうものを作りましたのでございます。本日配付いたしました契約書の前文の翻訳の中に事業計画契約証書というのがございますが、これの一番末尾にこの関係のものがあるはずでございます。
この前の、委員会に火力借款対象事業計画と新設発電設備概要と二枚の資料を配りましたが、この前の火力借款対象事業計画と申しますのは、これだけでは甚だ不完全なように見えるのでありますが、実は文字通りとりましてこういうものを作りましたのでございます。本日配付いたしました契約書の前文の翻訳の中に事業計画契約証書というのがございますが、これの一番末尾にこの関係のものがあるはずでございます。
それから次の第二点は、新設発電設備概要の発電原価に関する数字はマジックではないかというお話でありますが、これはマジックでも何でもない、その通りなんで、古い能率の低い発電原価が中に入れば自然高くなるのは当然であります。従つてここにそういうものを含めた全体の平均が七円三十四銭ということを示したのは、別にそれによつてこれを修飾しようとか何とかいう意図のものではないのであります。
○海野三朗君 ちよつともう一つ聞かせて頂きたいのですが、第一に、新設発電設備改良で中部のほう七百五十万ドル、これだけのものを十何年かに返すといたしますと、年々二千万円ですか、大ざつぱでありますが、それだけずつ返して行かなければならないわけなんです。そうするとそれだけずつ会社は儲けて行かなければならん。するとどうしても電気料金は上げざるを得ない結果になると思うのです。
この熱効率三〇%と出ておりますが、三〇・五と、新設発電設備概要の中に熱効率と出ておりますが、これはカロリーから電力に換算するにはどういう方式で換算されましたか。
それは新設発電設備によるところの発電原価の試算表の参考資料を三つ頂いております。この間非公式に説明を伺つて、私は奇異に感じたのでありますが、それは特殊会社の候補地点における三十一年度の発電原価が一円八十七銭、非常に安くなつておるわけであります。その理由をいろいろ伺つておりましたところ、これは未稼動設備の部分が相当たくさんありまして、従つて三十二年度末の二円四十五銭というのが落付いた価格である。
この「新設発電設備による発電原価(試算)」というのがありますが、この三十一年度の発電原価が一円八十七銭、三十二年度が二円四十五銭、こうなつておりますが、二百三十七億これは七千万円ですか、それを十三億八千万キロワツト・アワーで割りますと、一円九十八銭になる。それから、九百四十五億七千万円、これを三十六億五千万キロワツト・アワーで割りますと、三円六十銭になりますが、計算間違いではありませんか。
次に参考資料の第3でございますが、栗山委員からの御要求でございまして、新設発電設備によります発電原価がどれくらいになるであろうかということを明らかにいたしておるのでございます。次がその欄のうちで「昭和三十一年度新旧設備綜合発電原価想定」というのを比較上ここに明らかにいたしております。どうぞお調べを願いたいのでございます。次が参考資料の四でございます。