2009-04-07 第171回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
昨年十一月にワシントンで開催された前回首脳会合において、麻生総理から最大一千億ドルのIMF融資を表明した我が国は、先般のIMF増資のための法案を成立させていただいたことを踏まえてこの会議に臨み、IMFの新規借入れ取決めの増額や特別引き出し権の新規配分などについて発言をし、IMFを通じた資金の充実に関する合意成立に貢献をいたしました。
昨年十一月にワシントンで開催された前回首脳会合において、麻生総理から最大一千億ドルのIMF融資を表明した我が国は、先般のIMF増資のための法案を成立させていただいたことを踏まえてこの会議に臨み、IMFの新規借入れ取決めの増額や特別引き出し権の新規配分などについて発言をし、IMFを通じた資金の充実に関する合意成立に貢献をいたしました。
IMFにおいてSDRの新規配分をめぐる検討が行われた結果、一昨年九月の総務会において、各国のSDRの純累積配分額の出資額に対する比率が一律約二九%となるようにSDRの特別配分を行う協定改正案が承認されました。
この間、本院にも当委員会を初め大変な御協力をいただいたわけでありますが、今たまたま委員の御指摘になりましたSDRの新規配分というものにつきましては、IMF協定によりまして、既存の準備資産を補充することについて、長期的かつ全体的な必要が生じているかどうか、またそれがインフレやデフレを招くことなく行われるかどうかを判断しました上で、総投票権数の八五%の多数が賛成することが要件となっております。
これはSDRの新規配分のとき、開発途上国より多く配分しようという構想だったわけでございますが、それは今回採用にならなかったわけでございます。