1957-05-28 第26回国会 衆議院 商工委員会 第43号
電気料金に関する件 今般、東北電力並びに北陸電力の両社は政府に対し、需用の増大と新規稼働設備の経費高などを理由に大幅な値上げを申請しているが、料金の値上げはこの地域の産業に及ぼす影響まことに大きく、地方民の生活をおびやかすものである。
電気料金に関する件 今般、東北電力並びに北陸電力の両社は政府に対し、需用の増大と新規稼働設備の経費高などを理由に大幅な値上げを申請しているが、料金の値上げはこの地域の産業に及ぼす影響まことに大きく、地方民の生活をおびやかすものである。
全国最低位に属するものでありまするが、このことは必然的にこのような高率な他社受電料金、あるいは新規稼働設備による割高原価の影響をきわめて顕著に受ける素地をなしているのであります。従って、これらの事情に基く膨大な原価の増加は、企業努力による吸収の限度を越え、現行料金をもってしては、とうてい収支の均衡を保ち得ない状態と相なったのでございます。
併しながら、一方これらの新規稼働設備の増加に伴います資本費の増嵩が必然的に電力原価を著しく高騰せしめますことはすでにお聞きとりの通りでございまして、当社におきましては何とかしてこれを内部の合理化によつて吸収したいということに実は今日まで専念して参つたのでございます。