1992-05-20 第123回国会 参議院 環境特別委員会 第8号
八 大気汚染健康影響継続観察調査結果におい て、二酸化窒素濃度が高い地区では喘息様症 状の新規発症率が高率になる傾向が見られた ことを踏まえ、窒素酸化物と疾病との関連性 について引き続き調査に努めること。
八 大気汚染健康影響継続観察調査結果におい て、二酸化窒素濃度が高い地区では喘息様症 状の新規発症率が高率になる傾向が見られた ことを踏まえ、窒素酸化物と疾病との関連性 について引き続き調査に努めること。
しかし、昨年の十二月に発表いたしました調査でも、二酸化窒素の環境基準を達成していない地域は達成している地域と比較をいたしますと新規発症率が高い傾向にあり、大気汚染とぜんそく様症状とが何らかの関係を有している可能性は否定できないという結果になっております。
この理由につきましては報告書でも述べておりますけれども、学年が進んでからのぜんそく様症状の新規発症率が増加したことによるものなのか、あるいはまたぜんそく様症状が高学年になっても、従来は治っていた、軽快していたものがそうでなくなったのか。罹患している期間が長期化しているのか。そのいずれか、あるいはまた両方とも考えられるのかといったようなそういう可能性について述べているものでございます。
八 大気汚染健康影響継続観察調査結果において、二酸化窒素濃度の高い地区は喘息様症状の新規発症率が高い傾向がみられたことを踏まえ、窒素酸化物と疾病との関連性について引き続き調査に努めること。 九 道路の建設に関する環境影響評価については、予測交通量をもとに行われた大気汚染・騒音等の予測・評価の結果が建設中及び供用後においても確実に維持されるよう、そのフォローアップに努めること。
しかし、この環境庁の調査の結果、二酸化窒素濃度が高い地区では、低い地域と比較いたしますとぜんそく様症状の新規発症率、これが有意に高いわけでございます。大気汚染とぜんそく様症状とが何らかの関係を有しているといった可能性は否定できない、そういう結果になっております。したがいまして、二酸化窒素の環境基準はまさに早期に達成しなければならないものであると私どもも認識をしているわけでございます。
〇・〇三ppmですけれども、これを超過する地区は三OPPb以下の地区よりぜんそく様症状の新規発症率が高い傾向が見られた。したがって、大気汚染と何らかの関係を有している可能性は否定できず、NO2の年平均値について三OPPb以下を達成し、維持することが望ましいことが示唆された。
その総合評価の中で、「二酸化窒素濃度と喘息様症状有症率との間には、全体として明かな関係が見られなかった」けれども、新規発症率に関しては、三OPPbを境として「高い傾向が見られ」、「大気汚染と何らかの関係を有している可能性は否定できずこという報告が出てまいりました。
しかし、このぜんそく様症状の新規発症率というものにつきまして調べたのでございますが、二酸化窒素濃度の九年間の平均値が三OPPb、まあ環境基準のところに相当するわけでございますが、を超過する地区は、それ以下の地区よりもぜんそぐ様症状の新規発症率が高いという傾向が見られております。したがいまして、大気汚染と何らかの関係を有している可能性は否定できないということでございます。
ぜんそく様症状新規発症率が、〇・〇三ppmを超過する地区は〇・〇三ppm以下の地区より高い傾向が見られ、二酸化窒素の年平均値が〇・〇三ppm以下を達成し、維持することが望ましいと書いてあるのです。これは子供の健康上の問題としてそう指摘している。 そうすると、〇・〇六をクリアしていますからよろしいとは言えぬのです、子供の健康の問題からいったら。これはおたくの方の資料から出てくるのです。