2015-05-26 第189回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
今般、新規公開会社におきまして、経営者による不適切な取引であるとか、あるいは投資家の不信感を惹起するような上場直後の大幅な業績予想修正といった問題が相次いだところでございまして、上場審査に関わった者といたしまして、このような事態を大変残念に思っておりますし、また重く受け止めているところであります。
今般、新規公開会社におきまして、経営者による不適切な取引であるとか、あるいは投資家の不信感を惹起するような上場直後の大幅な業績予想修正といった問題が相次いだところでございまして、上場審査に関わった者といたしまして、このような事態を大変残念に思っておりますし、また重く受け止めているところであります。
○参考人(佐藤隆文君) まず、新規公開会社の経営者による不適切な取引につきましては、経営者による会社資産の私的流用、これはアイセイ薬局というケース。
これを見ましたら、申し上げますと、大変残念なことに、最近、新規公開会社の経営者による不適切な取引など、新規公開に関する株主、投資者の信頼を損ないかねない事例が散見されますと、こういう事例があります。
極めて異例なものなんですが、内容的には、中ほどに、大変残念なことに、最近、新規公開会社の経営者による不適切な取引など、新規公開に対する株主、投資家の信頼を損ないかねない事例が散見されていますと。これに対する対策です。 具体的にどういうことが起こっているかといったら、資料の三を御覧ください。こちらは、新規上場案件で上場半年以内に業績を下方修正したところの具体的なリストです。
これによりまして平成六年の新規公開会社数は約百六十社ということになりまして、これを仮に一月からやった場合、平年度ベースで考えますと約百八十社というふうに大幅に拡大いたしております。ちなみに過去最大の公開会社がありましたのはいわばバブル最盛期の平成二年、これが約百四十社ございましたが、それを上回るペースで拡大しているというようなことでございまして、過去最大の数字でございます。
これによりまして平成六年の公開会社数は約百六十社と、これは平年度ベースで換算いたしますと約百八十社ということで大幅に拡大いたしておりまして、これはちなみに、過去最大でございました平成二年、バブル最盛期のころの平成二年の百四十一社を大幅に上回る新規公開会社数となっております。
ところが同じ全く一対一の比率である新規公開会社を考えました場合に、いまの上場基準では最低幾ら以上という基準がありますから、それ以上を出してもいいということでございますし、これはぴたり八十万株なら八十万株ぴたりということでも、市場に出てくる。それがたとえば浮動株として全体の株数を割りますと一割であった。そういたしますと、一方は三〇%程度流通しておる場合の需給関係に基づく価格であります。