2010-11-22 第176回国会 参議院 予算委員会 第8号
それぞれちょっと利害が錯綜していますんで、一挙に物事を解決するという形にはなっていませんが、少しずつ合意されつつあるということは、やはりそのファンダメンタルズをしっかりと反映したものじゃなければいけないということと、新興黒字国を含めてやっぱり為替の柔軟化をしてもらわなければいけないということ。
それぞれちょっと利害が錯綜していますんで、一挙に物事を解決するという形にはなっていませんが、少しずつ合意されつつあるということは、やはりそのファンダメンタルズをしっかりと反映したものじゃなければいけないということと、新興黒字国を含めてやっぱり為替の柔軟化をしてもらわなければいけないということ。
委員の御指摘の強い経済そして安定して均衡の取れた成長を取るためのいわゆる経済政策は、これはフレームワークとして、それぞれの国が、新興黒字国、赤字国、あるいは先進国、新興国、そういう立場でそれぞれが何をやるかということをしっかりと相互監視をしていこうと、そういうフレームワークをつくって、今度のソウル・サミットに向けてその行動計画を作っていく。
○国務大臣(野田佳彦君) 先ほど申し上げたとおり、新興黒字国については為替の柔軟化をより進めるということのこれまでも合意したことがございますけれども、改めて再確認をさせるという意味での主張と、それから主要通貨についての、これまでは過度な変動は悪影響を及ぼすというレベルから、より一致協力していこうという意味での監視するというそういう表現に向けての努力であるとか、通貨の問題だけではなくて、通貨も含みますけれども
そういうことも念頭に置きながら、今回特に個別の通貨をどうのという議論ではありませんが、そこを相当念頭に入れながら、一つには経済のファンダメンタルズが市場でしっかりと反映をされて為替レートへ反映される、そういう仕組みに移行をすること、特に新興黒字国は、これはアジアとは言いません、ですから新興黒字国はしっかりと為替の柔軟化に努めること、こういう主張はさせていただいておりますし、コミュニケにも反映をしているというふうに
ということも含めると、やはり、新興黒字国等の為替の柔軟化に向けて先進国が協調しながらそれを促していく、それを新興国にも理解してもらうという作業は、引き続きやっていきたいというふうに思います。
○野田国務大臣 これまでのG20の歩みの中で、新興黒字国、赤字国、そして先進国の黒字国、赤字国、それぞれの均衡を、いわゆるリバランスを図っていこうというのがこれまでの会議の流れであります。その中で、その一助として経常収支をどうやってバランスをしていくかということが議論になったということでございます。
○野田国務大臣 一つの理論としてはこういうことがあるんだろうというふうに思いますが、実際にG20に参加をしている国にとっては、いろいろ立場がありますけれども、例えば、先進国においては、新興黒字国はもっと為替の柔軟化を果たしてほしいというようなことは考えているし、加えて、新興黒字国にとっては、先進国は金融緩和をやるけれども、自分たちはインフレ懸念があるから金融緩和はできない。
そこで、大臣、今御答弁いただきましたように、トロント・サミットの宣言文の中には、ちょっとこれ読み上げたいと思いますが、一部中略させていただきますが、新興黒字国は国の状況に即して次の改革を実施する、中略、根底にある経済のファンダメンタルズを反映するために為替レートの柔軟性を向上させること、為替レートの過度の変動や無秩序な動きは経済及び金融の安定に対して悪影響を与え得る、根底にある経済のファンダメンタルズ
今回はG20ですから新興黒字国も相当含まれていますが、新興黒字国についてはそれぞれの通貨の柔軟化に向けてその改革努力をすること等々の確認事項がございます。改めてそうした確認事項を整理した中で、具体的にどうやって政策協調していくのか、あるいは相互監視というかサーベイランスをしていくのか、そういうことで知恵を出し合う機会にしたいと思いますし、我々としても積極的にかかわっていきたいというふうに思います。
その中で、中国を含む新興黒字国はその通貨の柔軟化に向けて更に改革を取り組むということは、トロントのサミットで確認をされています。その再確認をさせていただきました。 これからも、G7やG20等でこういう為替や通貨の議論を、国際協調をどうやっていくかと、議論を深めていきたいというふうに思います。
それは、新興黒字国はより為替の柔軟化に向けて改革を行うということでございます。そういう確認をしながら、世界でこういう為替の安定をどういう形で図っていくかという議論を進めていく中で、日本もしっかりと主張していきたいと考えています。