1959-12-21 第33回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
中にはヨーロッパの方の市場では、これがどうきまるかによって将来の不安を感じて、ほかの新興繊維にかわろうかということを考えておるわけでございます。
中にはヨーロッパの方の市場では、これがどうきまるかによって将来の不安を感じて、ほかの新興繊維にかわろうかということを考えておるわけでございます。
しかし、あるまた場合によれば、それだけの十八万円でいけるものも、生糸の問題でそれを多少こしたかもしれませんが、あるできたものが、そこが合うからそれで買いついてきたのでございますが、これが今度上がってきた場合に、今度は結局新興繊維との競合が激しい、その競合の中にみんな機屋というものはさらされておるのですから、それで合うか合わぬかという結論は、これがやはり通過してみないとはっきりしたことは、見込みでどうだろうか
その間に新興繊維が非常に興って参りまして、そうしてその方に移ってしまった。そうして新興繊維の技術の進歩その他の脅威を受けて、消費の増進開拓、こういう問題はなかなか進展の速度が鈍かった。この生産と消費の速度のテンポの不調和が結局積もり積もって、昨年度のような不幸にぶつかって、十万俵の滞貨ができるということになった、大局的に私はそう考えるわけであります。
従いまして糸自体も最近における新興繊維等の比率から考えますと、これは高値ではとうてい生産の増加はできない。それでそれに見合うところのものはぜひとも見なければならない、こういうことであります。
客観的な資料で見ましても、どうも人絹その他の新興繊維と比べますと、繭は、大ざっぱな議論でございましょうけれども、かりに千円であっても、立ち行きはいかぬというような観測もあるようです。
なお最後にお願い申し上げたいことは、これは本法案とはちょっと離れるかもしれませんが、議員の各位に切にこの機会を利用してお願い申し上げたいのでありますが、合成繊維関係あるいは酢酸人絹と申します新興繊維関係は、われわれの中小企業安定法の綿、スフあるいは毛あるいは絹、人絹の部門からはずされておるのでございます。
○政府委員(永山時雄君) 合成繊維につきましては、御承知のような新興繊維の関係から、厳密に申し上げますと、たとえば他の繊維との混紡率あるいは交織率、そういうような点も、たとえば靴下についてはどの程度の混紡率がいいか、あるいはどういうようなものとの交織が非常に適しているかというような段階が、まだ相当研究状態として残されておるのでございます。
今まで何遍かそういう経験を持つていますから、これを新興繊維ができましたら、一層こういう方面で対策を具体的にしてもらわないと困ると思います。
生糸は、御承知のように新興繊維の発達も最近目ざましいものがありますし、さらに中共、朝鮮方面の生糸の輸出増強策というものは相当活発になつておりましてわが国の独占的産物として世界市場を把握するということはできないような状況にありますので、この生糸の輸出の増進には、官民あげて施策を練る重要なる段階にあると存ずる次第でございます。
それには日本には新興繊維もありますが、申し上げるまでもなく、戦前戦後を通じて、この蚕糸類、生糸、絹織物が百パーセント外貨の獲得率を持つ重要な産業であります。ところが農林省に蚕糸局というものができておりますけれども、まことにその内容が貧弱であり、内容の貧弱であるか貧弱でないかは別といたしまして、蚕糸類を外国に売るということについての努力が足らぬと私は思う。
○田中(堯)委員 国内の繊維産業が大体四割も操短をやつておつて、失業問題、労働問題、あるいは中小新興繊維各社が非常に困つているというような問題がいろいろあるようでありますが、労働問題としては、大体どのくらいの失業者を出すことになるでありましようか。
これは、ただ新興繊維が発達したから、ただちに生糸の需要がなくなつてしまつたということではないのでありまして、生糸の値段の上下というものが非常に深い、需要者、すなわち海外におきまする問屋でありますとか、あるいは機屋並びに編みもの業者たちが、生糸の値段が不安定であるために、安定した値段——ナイロンのごときは、ナイロンが製造されてから、ほとんど値段がかわつていないというような事情からいたして、だんだんさような
○栗山良夫君 実は私個人としてもかねがね考えておつたのですが、最近ビニール系統の繊維製品その他の製品が随分市場に出るようになつたわけですがね、従つて私どもまだ寡聞にして余り……、常識的な範囲でいいわけですけれども、そういうようなものの学理的なものも知りませんし、又製造される工程のようなことも知りませんから、一つそういうものを一遍何か新興繊維或いは新興化学材料としてですね、一応常識ができるような勉強をしたいと
先ほどもお答えいたしました通り、新興繊維なんかの研究等につきましては、いろいろの研究がなされおるのであります。蚕糸業に対する技術と申しますと、いかなる方法によつて製糸原料のりつぱなものを安価に生産するか、こういうことに結論されるのであります。従いまして、まず第一技術上の改良は、優良品種の発見であります。そうして優良品種が養蚕業者の技術に合うかどうかということが第二の條件でおります。