2008-05-29 第169回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
「活況「カジノ」」なんという、そんな見出しがある記事だったわけでございますけれども、そういう意味で、新興企業向け市場の活性化と、プロとはいえ投資家のそうした損失を被る危険については、衡量、バランスといいますか、取っていかなければいけないわけで、全部それは投資する人の自己責任ということではないと思いますけれども、そういうバランスはどう取っていくんでしょうか。
「活況「カジノ」」なんという、そんな見出しがある記事だったわけでございますけれども、そういう意味で、新興企業向け市場の活性化と、プロとはいえ投資家のそうした損失を被る危険については、衡量、バランスといいますか、取っていかなければいけないわけで、全部それは投資する人の自己責任ということではないと思いますけれども、そういうバランスはどう取っていくんでしょうか。
現行の新興企業向け市場、マザーズ、ヘラクレス等につきましてはいずれも取引が低迷をしている、このように承知をしております。その課題をどう理解をしているのか。
○荒木清寛君 そうしたプロ向け市場については十分意義があると思いますが、あわせて、今指摘しました従来の、従来のといいますか、今の、現行の新興企業向け市場の活性化ということも考えていかなければいけないと思いますが、これにはどう取り組んでいくんですか。
株式会社化あるいは新興企業向け市場の競争により、意識改革は幾らか進んだものの、東証の国際競争力は、大変失礼なんですけれども、低いというふうに申し上げざるを得ません。欧米との時差によって、海外市場との直接的な競争にさらされていません。
むしろ、最低額面金額の引き下げ等の規制緩和や新興企業向け市場の創設等の市場整備といった金融制度の改革が累次にわたり実施されたことや、米国の株価との連動性が高まったことなどによりまして、株式市況が好調になったということを聞いておるのでございまして、我々も、これの推移につきましては十分な研究をしてまいりたいと思っております。