1956-03-23 第24回国会 衆議院 法務委員会 第19号
実は、この事件がわかりましたのは、このうちに新聞を毎日配達してきます新聞配達所のおかみさんがおりまして、たまたまこれが発覚します数日前に、水をくれ、水をくれという声が聞えるので、一体何だろうかと思ってその小屋をのぞいたところが、どうも人間が入っているらしいというので、一体あなたどうしたのですかと聞いたところが、私はもう長いこと入れられて出られないのだというようなことから、いろいろ聞いて、あんた気違いじゃないかと
実は、この事件がわかりましたのは、このうちに新聞を毎日配達してきます新聞配達所のおかみさんがおりまして、たまたまこれが発覚します数日前に、水をくれ、水をくれという声が聞えるので、一体何だろうかと思ってその小屋をのぞいたところが、どうも人間が入っているらしいというので、一体あなたどうしたのですかと聞いたところが、私はもう長いこと入れられて出られないのだというようなことから、いろいろ聞いて、あんた気違いじゃないかと
実情はどうかというに、読者が密集している、従つて配達コストの低い地域は新聞配達所が直接配達し、遠隔地であつて、みずから配達すると経費の多くかかる地域のみは郵送するという状態であつて、欧米のごとく日刊新聞を全部郵送する場合なら都会と田舎とのコストを平均化し得るのであるから、新聞を低料金にしても、この場合には一応の理窟は付くのでありまするが、日本の場合においては全く郵政事業の犠牲において新聞経営を援助するという