1972-05-12 第68回国会 参議院 法務委員会 第14号
新聞紙法違反。出版法違反。選挙罰則違反。それから戦時刑事の特別法の関係。それから戦時の経済統制関係の法令、これがまたたくさんございます。そういった統制関係などが入っております。
新聞紙法違反。出版法違反。選挙罰則違反。それから戦時刑事の特別法の関係。それから戦時の経済統制関係の法令、これがまたたくさんございます。そういった統制関係などが入っております。
これによりまして治安維持法違反の罪、あるいは新聞紙法違反の罪はいずれも赦免されております。ところが、恩赦法という法律ができまして、この法律によりますと、「有罪の言渡に基く既成の効果は、大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除又は復権によって変更されることはない。」とございますので、従いまして、恩給法にいわゆる受給資格を失なったということは復活されないという意味でございますと承知しております。
特に扇動という言葉がこの法案の規定から、いろいろと御批判を招いておるのでありますが、この扇動という言葉は、普通社会活動の強力な武器として行われる宣伝というような言葉とは、おのずからその内容が違つておりまして、明確に犯罪の実行の決意に対して有力な刺戟を與える行為というものを、扇動として考えておるのでございまして、先ほど米騒動の事件につきまして、大阪毎日新聞でございますか、新聞紙法違反に問われた事実の御引用