2000-02-28 第147回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
吉野川本流の早明浦ダム、池田ダム、銅山川の柳瀬ダム、新宮ダム、富郷ダム、穴内川の穴内ダム、このダム群は、洪水を調節し、下流部の洪水を軽減することを目的としてつくられたものでありますが、現在、このダム群に対する評価はどのようにお考えになっておりますか。まずお伺いいたします。
吉野川本流の早明浦ダム、池田ダム、銅山川の柳瀬ダム、新宮ダム、富郷ダム、穴内川の穴内ダム、このダム群は、洪水を調節し、下流部の洪水を軽減することを目的としてつくられたものでありますが、現在、このダム群に対する評価はどのようにお考えになっておりますか。まずお伺いいたします。
私ども、この計画に基づきまして、上流の柳瀬ダム、早明浦ダム、池田ダム、新宮ダムに加えて、現在試験湛水中でございますが、富郷ダムを現在私ども保有しておりまして、約六千トンのうち三千トンの洪水調節が可能となってございます。
そして、現在の段階では、柳瀬ダム、早明浦ダム、池田ダム、そして新宮ダムが完成しておりまして、そして現在試験湛水をやっておりまして平成十三年ごろから効用を発揮する富郷ダムがございます。これらのダムを合わせますと、約六千トンのうちの約半分の三千トンが洪水調節で有効に働くだろうと考えております。
四国中央をほぼ東西に貫流して紀伊水道に注ぐ吉野川は、昭和四十一年に水資源開発水系に指定され、それに基づき四十二年三月に基本計画が閣議決定されて、早明浦ダムの建設事業が開始されたのでありますが、その後、池田ダム、香川用水、新宮ダム、旧吉野川河口ぜき、高知分水の各事業が基本計画に追加され、それぞれ完成しております。
さらに、四国に飛びまして、吉野川水系の銅山川を見てみますと、愛媛分水の水源であります柳瀬ダム、新宮ダムの貯水率が十一月二十五日現在三八%となり、現在工水一五%の取水制限を行っております。特に小豆島では、十一月二十五日現在内海ダムが一四%、殿川ダムが一一%、粟地ダムが〇%と貯水率が低下しておりまして、現在十四時間断水を続けております。
その計画の概要は、早明浦ダム、新宮ダム、池田ダム等を建設して、年間八億六千三百万立方メートルの新規用水を開発し、香川用水、高知分水、愛媛分水等を通じて四国四県に配分するとともに、吉野川の洪水の防止、新規発電等を行うものであり、これによって吉野川の水利用率を二九%から四九%に引き上げようとするものであります。
それから具体的な分水の事業でございますが、御指摘の吉野川の関連につきましては、早明浦ダムのほかに池田、それから新宮ダム等がございますので、こういったものはやはりそれぞれ何らかの形で四国四県をうるおす水になるのではないかと存じます。それから現在中国地方で土師ダムというのをやっておりますが、これも江の川を広島の太田川に分水することになります。
それから四国につきましては、御承知の早明浦ダムを中心といたします一連の開発が進んでおりますが、さらに銅山川の上流の新宮ダムでございますが、ああいったところにつきましても、これを瀬戸内海のほうに分水したいというふうなことで、水公団事業で現在実施をしております。
それと、私なお一つ、地元の問題にも関連いたしまして、愛媛県宇摩郡新宮ダムの建設にかかわる問題をぜひ質問させてもらいたいと思っておりましたが、その問題は時間の関係でできませんので、そのことを含めて後日の委員会で質問をさせていただく、その点は留保させていただく、こういうことできょうの質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
水資源開発公団につきましては、御承知のように洪水調節を含む多目的のダムにつきましては、建設大臣が主務大臣として監督をいたしておるわけでございますが、交付金を交付するわけでございまして、新しく吉野川の新宮ダム、同じく吉野川の旧吉野川河口堰、利根川の霞ケ浦、筑後川の寺内ダム、淀川の琵琶湖に交付金を交付して、それぞれ事業の着手または実施計画調査にかかることにいたしております。