1991-11-21 第122回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
原子力船「むつ」につきましては、昭和六十年三月の政府が決めました基本計画に基づきまして、おおむね一年を目途とした実験航海を終了しました後、関根浜新定係港におきまして解役する予定でございます。それから、この「むつ」の解役につきましては、約一年間燃料を冷却いたしました後、原子炉施設の廃止措置を行う予定でございます。
原子力船「むつ」につきましては、昭和六十年三月の政府が決めました基本計画に基づきまして、おおむね一年を目途とした実験航海を終了しました後、関根浜新定係港におきまして解役する予定でございます。それから、この「むつ」の解役につきましては、約一年間燃料を冷却いたしました後、原子炉施設の廃止措置を行う予定でございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 原子力船「むつ」につきましては、昭和四十九年の放射線漏れ後の修理及び新定係港の確保のため開発計画の遅延を見ましたことは、まことに遺憾でありました。しかしながら、世界有数の造船海運国である我が国は、将来に備えて原子力船に関する技術、知見の蓄積、涵養を図ることが重要であり、このため政府としては「むつ」による研究開発の推進に最大限の努力を払ってきたところでございます。
○政府委員(松井隆君) 原子力船「むつ」につきまして、先ほど先生から御指摘がありましたとおり、本年一月に関根浜の新定係港が完成いたしましてそこに移しました。原子力船「むつ」に関しましては、もともと昭和六十年三月でございますけれども、政府が定めた基本計画がございます。それに従って着実に推進する次第でございます。
それで、その一つのあれとして原子力船「むつ」があるわけでございますけれども、原子力船「むつ」につきましては、現在の計画は昭和六十二年度いっぱいで現在大湊港にある原子力船「むつ」を関根浜という新定係港に回しまして、そこでいろいろ所要の試験を経た上、出力上昇試験を行い、昭和六十五年には約一年ほどの実験航海を行うということにして、そこで原子力船は廃船する、こういう計画が昭和六十年にできました政府の計画でございます
具体的には、先ほど局長から申し上げましたように、昭和六十二年度末までには原子力船「むつ」を大湊定係港から関根浜新定係港に回航いたしまして、昭和六十四年度に出力上昇試験及び海上試験、海上試運転を実施いたしまして、昭和六十五年度からおおむね一年を目途とする実験航海を行うというスケジュールに沿って研究を進めてまいりたいと思っています。
そのためのステップとしてまず一つは、大湊港に今定係中でございますけれども、それを移すべく関根浜に新しい新定係港をつくる。そこにまた必要な附帯施設をつくる。それで関根浜に移してから出力上昇試験を行う等々の諸試験を行いまして最終的に六十五年度の実験航海を行う、こういう昭和六十年度の計画がございます。
あとわずか、三月いっぱい見ましてでも半年なんですが、そういった間もなく新定係港が完成するやさきに、しかも協定の精神は原子炉が凍結された状態であるということを確認しております。さらに、五者協定に基づく四者の覚書では、凍結された状態とは、原子炉の運転を行わず、冷態停止状態に保つものである、こう言っておるわけですね。
具体的には、まず温態の予備点検でございますけれども、これは、大湊港から関根浜新定係港に回航いたしましてから、そこでふたをあけましていろいろとその中を点検するわけでございます。
現在当面の仕事は、関根浜の新定係港の建設が最大のものでございまして、六十二年度末までに港湾施設を完成させ、現在大湊に停泊しております原子力船「むつ」を関根浜の新定係港に六十二年度中に回航するということで、地元の方々とのお話もできておるところでございます。附帯陸上施設につきましては、引き続き工事を進めまして六十三年度末までに完成させることにいたしております。
あるいは「関根浜新定係港の建設を実施した。」というふうな言葉があるんですけれども、「知見」という言葉は、私七十三歳ですけれども、今日に至るまで余り聞いたことがないんですけれども、知識と知見というのは一体どういうふうに違うんですか。
○政府委員(中村守孝君) 昭和六十年度予算では新定係港建設費を中心にいたしまして原子力船研究開発に必要な経費として九十三億三千六百万円が計上をされておりますので、先ほど申しました数字にこの数字を加えますと約七百五十七億円という数字になります。
といたしまして、原子力安全規制行政及び原子力の安全研究など安全対策を進めるための経費、海外におけるウラン資源の調査探鉱、ウラン濃縮、使用済み燃料の再処理及び放射性廃棄物の処理処分対策等核燃料サイクル確立のための経費、新型動力炉の開発として、高速増殖炉及び新型転換炉の研究開発を行うための経費のほか、臨界プラズマ試験装置の建設、運転等核融合の研究開発及び多目的高温ガス炉の研究開発のための経費、原子力船「むつ」の新定係港
原子力船「むつ」の総経費についてお尋ねをしたいんですが、ことしの予算にも七十二億八百万円ですが、新定係港建設費が計上されています。この全計画に必要な総経費ですね、新定係港建設費——港湾施設あるいはまた陸上施設含めてですが、総額は幾らになりますか。そして、港湾施設は幾ら、陸上施設は幾ら、それを示していただきたい。
日本原子力研究所は、本年の三月三十一日より日本原子力船開発事業団と統合されるわけでございまして、この予算には両者を合計した統合後の予算が計上してございまして、原研トータルとしては九百九十六億七千四百万円ということになっておりまして、原子力施設及び環境の安全性の研究、核融合の研究開発のうちの例えば臨界プラズマ試験装置JT60の建設、運転であるとか、あるいは原子力船事業団がやっておりました原子力船「むつ」の新定係港建設
原子力船の研究開発につきましては、今後の舶用炉の研究開発に必要な基本的データ、知見を得るため、原子力船「むつ」による実験を効率的に行うこととし、そのために必要な新定係港の建設等を進めることとしております。
原子力船の研究開発につきましては、今後の舶用炉の研究開発に必要な基本的データ、知見を得るため、原子力船「むつ」による実験を効率的に行うこととし、そのために必要な新定係港の建設等を進めることとしております。 第六は、宇宙開発の推進であります。 宇宙開発は、人類に新たな活動領域をもたらし、エネルギー、食糧、環境等地球上の諸問題の解決に方向と可能性を与えるものであります。
「むつ」の新定係港を外洋に持ってくること自体に対して、科学的見地から見ましても、大変私は無謀な計画ではないかというふうに思いますし、先ほど言いました折原氏の言葉でも、その点明白です。「むつ」の浪費に対する批判が高まり、国家財政も逼迫し、第二臨調も発足して、その中で当初の従来計画ができたわけですね。
そしてこれは、当然位置などについて事前に示すべきであるという要求が出ておりますが、これに対して、結局事業団の方も、たしか遠隔錨地の位置などについては事前に示すべきであるという要求に対して、新定係港の遠隔錨地については今後検討することとしているというふうに答えている。これは五十七年当時ですね。
○山原分科員 原船事業団が昨年十二月に出しました「むつの新定係港の港湾建設について」の文書がございますが、その十六ページに「港湾施設計画の考え方」という項がございまして、前提条件の一つとして、航路、回頭泊地の規模等は、港湾の施設の技術上の基準、同解説、これは日本港湾協会の出したものですが、及び操船者の意見によるものとするとございます。
また、日本原子力研究所におきましては、原子力施設の安全性及び環境安全性に関する試験研究、臨界プラズマ条件の達成を目指した試験装置の建設、運転等核融合の研究開発、多目的高温ガス炉に関する研究開発、放射線利用に関する研究開発並びに「むつ」新定係港の建設等原子力船の研究開発を進めるほか、各種基礎的研究等に必要な経費として、同研究所に九百九十六億七千四百万円を計上いたしました。
原子力船の研究開発につきましては、今後の舶用炉の研究開発に必要な基本的データ、知見を得るため、原子力船「むつ」による実験を効率的に行うこととし、そのために必要な新定係港の建設等を進めることとしております。 第六は、宇宙開発の推進であります。 宇宙開発は、人類に新たな活動領域をもたらし、エネルギー、食糧、環境等地球上の諸問題の解決に方向と可能性を与えるものであります。
それは、「むつ」の新定係港に擬せられております関根浜港が、かつての母港であった大湊港の二の舞を演ずるおそれがないかということであります。
したがって、このままの状態で新定係港が完成し、この定係港を基点として、出力上昇試験でありますとか、あるいはこれに続く運転が進められました場合、本質的に安全上何らの支障のないささいなミスがまたまた大騒ぎになり、大騒ぎを起こし、最初に申し上げたように新定係港が大湊港の二の舞を演ずるおそれが生じないとは言えないと思うわけであります。
関根浜は、いわゆる五者協定に基づいて新定係港を建設することになった、津軽海峡に面した地区であり、ここで現在港湾建設の初期段階が進められております。
問題が一つと、もう一つは、かつてあったように、実際やってみるといろいろなトラブルにぶつかって、思いがけぬトラブルに遭遇して実験も中断されるというようなこと、そういうことに伴って、その一千億円がただの一千億円でなしにどんどんふえていくようなことも起こり得ることを懸念せざるを得ないという二つの大きな問題から述べたわけで、その点は十分考えていただきたいと思いますが、時間も限られておりますので、次に関根浜新定係港建設
しかし、先生がおっしゃるように、すべての問題がそこで解決できるかといいますと、これはその事態によってわかりませんが、少なくとも関根浜の新港では母港としての機能、いわゆる単なるドック入りというのがございますが、定期検査、そういうふうなものは新定係港で実行できるようにしたいという希望でいろいろ検討をしております。
これは、先ほどの五者協定をめぐって吉田委員もその点をただされたわけでありますが、私と吉田委員と迫まる方向が恐らく違うかもしれませんけれども、しかし五者協定の前提が、やはりあそこに新定係港をつくってこれこれの実験をするということが前提になっていることは明らかで、これは文書を見てもみんな新定係港という言葉が入っているわけでありますから、もちろん廃船港なんて書いてありませんし、そういうわけなんでありますから
ただ、新定係港ができ上がれば出力上昇試験をそこで完全にできるようにお願いすることになりますよという事業団の話に対して、組合の理事者側は、それは新定係港であるから覚悟していますよという返事をしたことは、私もそばにおりましたので承知をいたしております。
○山内参考人 地元県といたしましては、もちろん関根浜新港でなく、はっきりした新定係港として建設をしていただきたいと思います。
したがいまして、我々といたしましては国に対して、あくまでも五者協定に基づく新定係港を建設をいたしまして、そこで予定どおり原子力船の出力上昇試験その他を完全にやった上で、最後には廃船というところへ持っていっていただきたいということをお願い申し上げたいと思います。
また、原子力船「むつ」以外には用途が考えられないのに、気象、海象上も安全性の不安がある関根浜新定係港の建設に新たに三百億円以上の国民の血税を注ぎ込む計画を続行しようとするなどは、浪費の拡大であります。行政改革を言うならば、原船事業団を解散し、原子力船「むつ」を直ちに廃船とすべきであります。
いわゆる係留する港として考えておるわけでございまして、まあ廃船というような事態になりましても、まだそのことを行うについてはかなりな年数もかかるわけでもございますし、さらにこれを研究開発継続として実験航海をするということになりますとさらに先の話になるわけでございますが、基本的には、これは青森県ともいろいろ御相談しておりますが、青森県当局では、下北地域の開発基本構想というものにおきまして、長期的には関根浜新定係港
○政府委員(中村守孝君) 「むつ」による舶用炉の研究開発につきましては、先生御高承のとおり、現在政府内部におきましても各方面からの御議論をもとに検討をし直しておるところでございまして、従来の計画でいきますと、新定係港を建設し、その後で出力上昇試験に入り、その出力上昇試験 で合格になれば、さらに今度はいよいよ実際のいろいろな海上の状態におきます船の動きに伴う原子炉がどのようにそれに応動していくかということについての
そういう延長というものが確定されないうちに、あるいは新定係港の建設もまだいかぬ、出力上昇試験の見通しも立たない、しかも瑕疵担保の延長もできない、こういうままでこの法案を採択するというのは、私は非常に不安があります、不満があります。国費の大変なこれは乱費になると私は思うんです。しかも賠償責任も問えない、請求もしなかった。
問題を少し変えますけれども、事業団の回答の中で、むつ市の問いに対して太平洋からのうねりを加味した検討を今後行うとか、活断層調査は東北電力の調査の結果をそのまま使いましたと、こうなっているんですが、ひどいものだと思うんですけれども、詳細調査を今後行うとか、あるいは新定係港へのドックの併設の必要性の有無について検討するとか、幾つか約束をしておるんですけれども、ところが私、実際に現地へ参りましてむつ市の市長
去る一月二十四日、自民党の党四役裁定により、関根浜の港の名前が関根浜新定係港から関根浜新港に変わるとともに、当面は「むつ」の存続、廃船にかかわらず、必要な部分だけ着工することになりました。結論が廃船の場合は、ここで廃船処理を行うと同時に、新港の全体計画は他の用途利用の見通し及び地元の意向等を総合勘案して決定するとなっています。
しかし、その後の修理港の選定、あるいは修理、新定係港の確保等のために開発スケジュールの大幅な遅延を見ましたことは甚だ遺憾でございます。一日も早く開発の成果が得られるように最大限の努力を図ってきているところでございますが、しかし、舶用炉の研究開発というものは、海運国日本にとってはやはり必要なものであると思っております。