1982-03-23 第96回国会 衆議院 環境委員会 第3号
新大隅総合開発計画は認めないという、このことの根拠が何によって出たのか、それもお教えいただきたいと思います。
新大隅総合開発計画は認めないという、このことの根拠が何によって出たのか、それもお教えいただきたいと思います。
この安楽川以南というのは、いわゆる新大隅総合開発計画の主要な部分である二号用地、三号用地の予定地であります。環境庁の意見にはそれなりの意味があるというふうに私は思うのです。この意見の解説を求められた環境庁はさらにこういうふうにおっしゃっています。
○則武委員 お言葉ですけれども、鹿児島県知事は、新聞報道などでお伺いしますと、みずからの政治生命をかけるということで、新大隅総合開発計画に執念を燃やしておられるようであります。また、今度の港湾改訂計画の着工、埋め立てという問題は、この新大隅総合開発計画を推進していらっしゃる地元の方々の中では、事実上の新大隅総合開発計画の着工だ、大歓迎だ、ちゃんとそういうふうにとっていらっしゃるのですね。
もしこれがそうだとするならば、新大隅総合開発計画全体のアセスメントは一体どうなるのかという問題になってまいります。この点、環境庁は一般論として、全体計画の部分を取り出したアセスメントは適当でない、今回の港湾計画改定と新大隅総合開発計画は別個のものである、こういう解釈に立っておられる。
と申しますのは、五十一年六月に第二次試案として公表になりました新大隅総合開発計画自身、鹿児島県の計画でございまして、その計画について鹿児島県自身でいまいろいろ検討されておるわけでございます。したがいまして、この港湾計画が改訂されることについて承認があったから直ちに消えてしまったものであるというふうな理解はできないんじゃないかというふうに考えるわけでございます。
それで、志布志湾の港湾計画の改定問題につきましては、新大隅総合開発計画についてはまだ県の段階である、県はアセスメントをやって公表しているようですね。大分分厚いもののようです。でございますが、あれは一つの大きな計画でございましょうし、国家的な対象になってくるのでしょうから、当然環境庁としましても、アセスメントの問題につきましては独自のことを考えていかなければならぬ。
一方、鹿児島県におきましては、昨年十二月に、先生御承知と存じますが、県の地域開発調査室の一つの試案ということで新大隅総合開発計画、これは仮称であると言われておりますが、このような計画を発表いたしました。 これにつきましては、私どもも入手をいたしておるところでございます。