1975-02-27 第75回国会 参議院 文教委員会 第3号
現実的に言えば、私たち芝居の俳優たちの中にも作用されまして新劇人の中に分裂を起こした一つの要素の中にも、アジア財団法人の出した金というものがあると思うのです。文部大臣は御存じと思います。その分裂の一つの例をはっきり言いますと、「文学座」と劇団「雲」の分裂、一九七〇年まで金が出ていた。現在は中止になりましたけれど、一九六二年以後に出た金、一年に二百万円、その経済によって賄ってきた。
現実的に言えば、私たち芝居の俳優たちの中にも作用されまして新劇人の中に分裂を起こした一つの要素の中にも、アジア財団法人の出した金というものがあると思うのです。文部大臣は御存じと思います。その分裂の一つの例をはっきり言いますと、「文学座」と劇団「雲」の分裂、一九七〇年まで金が出ていた。現在は中止になりましたけれど、一九六二年以後に出た金、一年に二百万円、その経済によって賄ってきた。
それから新劇人襲撃事件の刑に服して懲役六カ月ですか甲府刑務所に服役した。それから出てきたのがこれはいつですか、出所したのが……。
昨日、東京地裁の警察官の暴行難件に対する当然の判決が下ったのでありますが、この事件と前後しまして、あれから数時間前、つまり、昭和三十五年六月十五日、あの参議院第二通用門わきで、護国塾維新行動隊百二十人あまりが、手に手に「くわ」の柄を振り上げて新劇人の行列に襲いかかり、多数の負傷者を出した事件を、忘れることはできない。これは私自身、現場をこの目で見、警視庁にも激くし抗議した事件であります。
税務署の考えは、ほんとうは日本の芸術家、新劇人、映画俳優、これで今度この法律で一番迷惑を受けるのは、要するに新劇協会、そういう新劇団体、こういう団体が一番私は困ることになるのだと思うのです。こういう団体は伝統的に進歩的な演劇を追求して、そうして一生懸命やっておる団体です。それをNHKや民放は政府と協力して、思想的に抑圧しておるということは皆さんよく御存じだろうと思うのです。
また、安保闘争の高まりの中で、国会周辺においてすら維新行動隊なる右翼暴力団が、大学の教授や新劇人等の文化人の国会請願に公然となぐり込みをかけ、三十数名に重傷を負わせております。この背後には警察官が協力しているではありませんか。さらには浅沼社会党委員長に対する右翼による暗殺事件、 また、わが党野坂議長に対する大日本護国団によるテロ襲撃、このような一連の暴力が公然と許されているではありませんか。
議員諸公も御存じでしょうが、三年前の六月十五日、維新行動隊の隊長は石井一昌といいますけれども、これが安保批判の会や新劇人グループなどの国会請願隊になぐり込みをかけて、七十数名に暴行を働いて三十名近くの人に重傷を負わせた事件があります。この法廷で石井一昌が何と言っているか、六月十四日の日に公安一課の佐竹という巡査が来てビールを五、六本飲みながらいろいろと話をした。
一年前、安保反対の統一行動が国民的規模において激しい高まりを示したあの六月十五日、何の抵抗も示さない大学の教授団あるいは新劇人、これらの人たちに加えられた、身の毛のよだつような、第四機動隊、第五機動隊の行為、樺美智子さんを死に至らしめた残酷な行為、このことは、日本国民だれ一人として忘れることはないでありましょう。
あの参議院の第二通用門といいますか、あのあたりで起こった新劇人その他のデモ隊に対する右翼のなぐり込み、それによって非常な被害を受けた人たちが、あの第二通用門の中に入ろうとしても、それを入れないばかりでなく、またそこへ出て、そのような右翼の暴力というものに対してこれを制止しようともしなかったという事実、こういう事実が告訴、告発の対象になっておるかどうかお伺いいたしたいと思います。
○河井説明員 ただいまお尋ねの点は、六・一五の維新行動隊のなぐり込み事件と私どもは呼んでおりますが、新劇人等十一名からの告訴が一件ございまして、本件に関する被害者は十一名で、全部告訴人でございます。この被告訴人、すなわち犯罪の嫌疑を受けた者は合計三十三名でございます。
○大森創造君 六月十五日に新劇人に対してなぐり込みをかけた。私の見るところによるというと、安保闘争以来、私の知り得た情報では、右翼暴力団の資金源が豊富になった、今までよりは豊富になったということを聞いておる。洋服もりっぱになったし、それから機動力も倍になった。
また、昨年の六月十五日、参議院通用門付近でデモ行進中のキリスト者、新劇人、一般人の静かな列の中に、こん棒をふるってなぐり込みをかけ、八十余名に重軽傷を負わせた維新行動隊と称する右翼暴力団は、その隊長石井一昌ら二十名が起訴され、現在公判が行なわれておりますが、その第八回公判廷での石井発言中に、「私は警察の手先をしたのだ」。中略、「われわれがこういうことをやるについては慎重に警察に連絡をした。
一昨三十日に、東京地裁飯田裁判長係で審理されている新劇人グループになぐり込みを、あの安保審議の最中に起こった、六月十五日でございましたか、あのときの維新行動隊の隊長である石井一昌という人ですか、証言がありまして、石井隊長の家で相談をして、警察の方もなぐり込みを了解し、そのもとにこれを実施したのだ、こういうことをはっきり証言の形においてなされていることは御承知かと思います。
○藤田進君 同様なことで公安委員長にお伺いいたしますが、まあ席があいていたので趣旨がわからないかもしれませんが、二十日の日に先般の安保闘争に関連する新劇人グループのデモ隊に対して、維新行動隊がなぐり込みをかけて相当な負傷者を出しました。これが証拠物件も多数押収されているところであります。これもたまたま公判廷における石井隊長の発言、これについて検討しますと、警察とこれは相談の上でやったのだ。
あるいは、維新行動隊の方からは、これは天下の公道ではないか、われわれが歩いていくのをなぜ通さないのだというようなことで、ヤジリ合いになり、学生側から投石なども行なわれた状況、こういうようなことで、この維新行動隊の数名がデモ隊学生の中になぐり込みをかけたというような、学生が引いたという関係で、先ほどお話のありました新劇人ですか、そういうような人のところにも行った。