1982-03-31 第96回国会 参議院 文教委員会 第5号
○政府委員(宮地貫一君) 率直に申しまして、先生御指摘のように、旧制のと申しますか、古い大学院の姿と新制大学院の姿との間に混淆と申しますか、関係者の間でもその点が必ずしも、全く新しい大学院としての仕組みなり、制度なり、それが定着していないというのは御指摘のとおりであろうかと思います。
○政府委員(宮地貫一君) 率直に申しまして、先生御指摘のように、旧制のと申しますか、古い大学院の姿と新制大学院の姿との間に混淆と申しますか、関係者の間でもその点が必ずしも、全く新しい大学院としての仕組みなり、制度なり、それが定着していないというのは御指摘のとおりであろうかと思います。
それで最後に、私は大臣に締めくくりとしてお答えをいただきたいと思いますが、私が冒頭申し上げましたとおり、高等教育が非常に普及したこの日本の中で、これからやっぱりいまの新制大学院を再活性化すると言うと言葉は大げさでありますが、生き生きとしたものにすると同時に、それは社会のニーズにこたえ、社会の評価を高める、そういう意味と、それからまた国際的な技術協力に資するための研究者のそういう養成、あるいは産業界からの
そこのところと関連をして、結局、教育の方法とか、あるいは教育環境とか、あるいは先生が、大学院の先生と学部の先生の兼務が圧倒的に多いとかいうことは、もともと新制大学院というものを考えたときにアメリカの大学を、コースを予定したんですから、そういうことは本当は考えていない問題が依然として今月までずっと尾を引いておって、それでは私は、結局この大学院というものは、まあオーバードクター問題に象徴されるがごとき姿
この場合に、「新制大学院は研究科をもって構成せられる。通常は数個の研究科を含むであろうが、唯一個の研究科をもって大学院を作ることもできる。研究科は学部に対応する場合もあり、或は幾つかの学部にわたる内容を合せて一個の研究科が成立したり、一学部の内容が数個の研究科に分れて成立する場合もあろう。」
しかしながら、新制大学院の発足当時は、当時文部省の行政指導が私立大学に対してはかなり厳しいものがございまして、国立大学に対しては特別大学院用の設備は要求しなかったわけでございますが、むしろこれは国立大学の場合には国家が予算をつけるわけでございますけれども、私立大学の場合には大学院用の設備というものを実は行政指導の形で要求されたわけでございます。
この点につきましては、大学院について、特に従来新制大学院ができますときに、予算的に全く措置がなされていないという状況で、予算もなければ人員もない、設備もないという状況で発足をしたわけでございます。
大学院の関係といたしましては、新制大学院の修士課程を十六大学、十七研究所を新設することといたしております。それからロケット関係の経費といたしましては十二億円余を計上いたしておりますが、前年度に比べまして約五億円が増になっております。内容といたしましては、さらに大型のロケットの開発をはかるということのほかに、先ほど申しました静かな太陽の観測年における観測のためのロケットをも計上いたしております。
○小林政府委員 将来新制大学院の修士課程を置くについてはどういうふうに考えるかということでございますが、私どもさしあたって三十八年度には七つの修士課程をお願いしておるわけでございますが、やはり将来、この修士課程が高度の技術者の養成にも非常に役立ちますし、またこの修士課程が置かれる大学の教官自体非常に元気づけられて大いに勉強するということも考えられますので、条件の整った新制大学には、これは予算との関係
しかしこれは少し誤認している点がありまして、学位の審査権というのは、旧制度が終りましても、新制大学院として引き継がれまして、やはり論文による審査も行なっているわけです。新制大学は、大学院つまりスクーリングによる課程が主にはなっておりますけれども、やはり論文による審査も同時に行なっておりますので、旧制で旧制の学位を獲得できない場合でも、新制としての申請はできるわけなんです。
なお貸付金のうち、大学生については、従来採用学生の一〇%が月額二千五百円を貸与されたのでありますが、本年はこれを四〇%独に拡充し、月額三千円に引き上げ、また新制大学院の博士課程の学生に対しましても、修士課程学生と同様月額一万円または六千円を貸与することとし、さらに定時制高等学校生徒の採用率を生徒総数の一%から二%に引き上げたのであります。 第四は、科学の振興に必要な経費であります。
次に質疑応答のおもな点を申し上げますと、今回の学部の増設等は従来の予定を実現したものであるが、政府は将来大学の新設は差し控えて、むしろその内容の充実をはかりたい方針であること、そのためには来年度以降講座研究費等の増額をはかりたい予定であること、旧制の医学研究科を持つ大学院未設置の医学部には、将来において、その内容の充実を待って、新制大学院が設置されるであろうこと、短期大学制度については、中央教育審議会
○矢嶋三義君 では次に、新制大学院数調べというこの資料を見ますると、入学志願者数は入学者数に比べてかなり多いようでございます。
なお貸付金のうち、大学生については、従来採用学生の一〇%が月額二千五百円を貸与されたのでありますが、本年はこれを三〇%に拡充し月額三千円に引き上げ、また新制大学院の博士課程の学生に対しましても、修士課程学生と同様月額一万円または六千円を貸与することとし、さらに定時制高等学校生徒の採用率を生徒総数の一%から二%に引き上げたのであります。 第四は、科学の振興に必要な経費であります。
次に文部関係について申上げますが、文部省におきましては先ほども矢嶋先生からの質問のように助教授、講師、助手、こうした人々は二%首切りを受けて、現業職員四%、一般人は八%、こういうふうに行政整理を受けるわけでございますが、これは学生等の増加、或いは学部、学課の増設、或いは又これを説明いたしますと二十七年度におきましても新制大学院が全国で十二カ所発足いたしておりますほか、短大、こういうものがどんどん学生
その場合、人件費を人件費以外に流用するということは、まあできるだけやらないというような方針もございますわけでございますが、何分にも国立学校につきましては、特に新制大学院等の設備を緊急に充実する必要がございまするので、特別に本件につきましては流用を認めた次第でございます。流用の総額は一億三千万円ぐらいになつております。二億以上ということではございません。
高等学校においては、新大卒の者でも旧大卒或いは新制大学院終了の程度の研修能力が要求されておるのであります。かくのごとく、現在の学歴に安住することなく、更に研修を重ねましてこそ、終戦後とかく学力低下を云々されておりますところの我が国の六・三・三制度が質的にも充実向上するものであると思うのであります。
もう一つは、新制大学を卒業した者が、小学校、中学校、高等学校のすべてに行くようにシステムができているのではないかというお話でございますが、免許法においても、明らかに高等学校の一級については、新制大学院の一年を修了した者を目途としておるわけであります。
それから新制大学院でございます。この定員は、国立が三千人、公私立で三千二百人が定員でございます。現員としては、国立が千九百人、私立のほうも千七百名程度だと思つております。
それは先ほどお話がありました新制大学院の特別奨学住、これは予算におきましては四千円という計算になつております。 それから更に先ほど御指摘がありました新制大学院のいわゆる研究奨学生、これは前期が一万七百円、後期が一万三千百円ということにいたしております。
現在そういつた不合理な無給局員としてのあり方というものに対して、或る面におきましては専門医制度のコースとか或いは新制大学院とか種々お考えになつておられると思いますけれども、私たちはどういつた制度をやりました場合にも、私たちとして十分に勉強ができて、而もそのために経済的な保障もあつて、それで早く能力ある医者になることによつて活躍の場所を得て、経済的の問題もそれから解決して行つて頂きたい。
国立大学七十二、国立高等学校八、大学付属研究施設五十五、大付属病院十九を維持運営いたしますのと、新たに東京大学外十一大学に新制大学院を設置し、また広島大学に医学部を、富山大学に経済学部を群馬大学、電気通信大学、静岡大学、滋賀大学、及び山口大学に夜間短期大学を創設する等の措置を講じますため必要な経費二百六十六億四百七十五万一千円を計上したのであります。
従つて将来の日本の学術文化の担い手というものは、この新制大学院の学生の中から育成されなければならんものだというふうに私は理解しているのであります。そういう専ら研究に専念しなければならない立場にある大学院学生が、一週間のうち三日も四日もアルバイトをしているという状態では到底十分な研究成果を挙げることができないというふうに私は考えるのであります。
○政府委員(稲田清助君) これは旧制大学院と新制大学院に分けて御説明を申上げたいと思います。旧制大学院につきましては、現在いわゆる特研生といたしまして千三百人余り、予算定員といたしましては千四百六十人を用意いたしておりますが、育英会の奨学金を貸与いたしまして、将来その人々が研究機関に従事いたしますれば、そういう奨学金の返還を免除しようという計画を以ていたしておるわけでございます。