2014-05-23 第186回国会 衆議院 文部科学委員会 第20号
大学の自治を最大限に尊重すると大臣はおっしゃるけれども、新制大学発足時には、貴族院の答弁にあったように、教授会が審議すべき重要な事項とは大学に関するほぼ全ての事項、まさに教授会が中心になって決めていくんだというところから出発したはずなのに、事あるごとにそれを切り縮めて、そして、みずからが中教審の大学分科会に出させたこの審議まとめが出てもなお、そこよりもさらに絞り込んだ。
大学の自治を最大限に尊重すると大臣はおっしゃるけれども、新制大学発足時には、貴族院の答弁にあったように、教授会が審議すべき重要な事項とは大学に関するほぼ全ての事項、まさに教授会が中心になって決めていくんだというところから出発したはずなのに、事あるごとにそれを切り縮めて、そして、みずからが中教審の大学分科会に出させたこの審議まとめが出てもなお、そこよりもさらに絞り込んだ。
ところが、実態がそうであるにもかかわらず、あなた方は、新制大学発足時の文部省答弁の原点すら投げ捨てて、一貫して教授会の権限を弱めることに躍起になってきたと言わなければなりません。
また、新制大学発足後も、当初は二年課程の方が定員が多く、その最後の卒業生がこのとき二十六歳です。ですから、当時の状況としては、中堅以上は師範学校出、若手の多くは短大レベル、そして四年制大学卒の教員は若手の中の比較的少数だったと言えます。
まず、アメリカと違い日本の初中教育の質がそろっていること、新制大学発足時から一九七〇年代まで高校への進学率が低く、それだけ大学へ進学する学生の質が高く、大学で教養や一般教育を教える必要がなかったのに、教養部を導入したことにより、学生が大学に来たのにまた高等学校と同じ教養の勉強かという不満が大きかったのであります。
日本の場合は、戦後、新制大学発足いたしまして、それまでの旧制高校と一緒にした新しい学制が発足するに当たりまして、専門教育と教養教育を併せて全人格的な教育、人材育成を図ろうということにしたわけでございますが、基本的に状況が違ってまいりましたのは、戦前は専門学校あるいは旧制高校も含めて進学率がマキシマムで五%行くか行かないかの状況でございましたが、今や高校卒業生の同一世代の半分は大学、短大に進学しているような
そして、御指摘の一県一大学の原則、各県における戦前の各種の学校を統合する際の原則でありまして、新制大学発足時の整備方針の一つとしてその発展に大きく貢献したという評価、我々も大きく評価しているわけであります。 しかし、その後今日に至るまで、我々、国、社会も大きく変化をいたしました。
天野参考人に対しましては、先ほど同僚委員から質問がございましたけれども、先生は以前、国立大学の管理運営機構については問題点が多く、それが民営化、エージェンシー化論の重要な底流となっていることを考えれば、この新制大学発足以来の問題を未検討のまま先送りすることはもはや許されなくなりつつあると見るべきだろうというふうに書いていらっしゃるのを拝見したわけですけれども、先生は国立大学のエージェンシー化について
高等教育におきましては、大学設置基準の大綱化、自己点検・評価システムの導入、社会人のための履修形態の弾力化など、これまでに行われた制度改正を受けて、現在、戦後の新制大学発足以来最大の大学改革が進行中でございます。今後とも、各大学等が創意を生かして特色ある教育研究活動を展開していくよう、大学審議会の審議を踏まえつつ、高等教育の充実と改革や大学入試の改善に積極的に取り組んでまいります。
高等教育においては、大学設置基準の大綱化、自己点検・評価システムの導入、社会人のための履修形態の弾力化など、これまでに行われた制度改正を受けて、現在、戦後の新制大学発足以来最大の大学改革が進行中でございます。今後とも、各大学等が創意を生かして特色ある教育研究活動を展開していくよう、大学審議会の審議を踏まえつつ、高等教育の充実と改革や大学入試の改善に積極的に取り組んでまいります。
○政府委員(遠山敦子君) 大変大きな御質問でございまして的確にお答えできるかどうかでございますけれども、新制大学発足以来、確かに半世紀近くなるわけでございまして、しかしこれまでの間、新制大学が果たした役割は極めて大きいものがあると思います。
このため、大学設置基準の大綱化、自己点検・評価システムの導入などの制度改正を行ったところであり、これを受けて、現在、各大学等において、新制大学発足以来最大の大学改革が進められているところであります。今後とも、大学審議会の審議を踏まえつつ、高等教育の充実と改革に積極的に取り組んでまいります。また、大学院学生を初めとした育英奨学の改善充実についても、努力してまいります。
これを受けて、現在、各大学等においてカリキュラム改善の取り組みを初め、新制大学発足以来最大の大学改革が進められているところであり、今後とも、各大学等が創意を生かして特色ある教育研究活動が展開できるよう、大学審議会の審議を踏まえつつ、高等教育の充実と改革に積極的に取り組んでまいります。また、大学院学生を初めとした育英奨学の改善充実についても努力してまいります。
したがいまして、いろいろ経緯を申し上げますれば長くなりますので省略いたしますけれども、戦後の新制大学発足以来、一般教育というものが日本の大学に取り入れられて以来のいろいろな問題があったことを大学設置基準の改正ということを契機にして各大学において本格的に見直しが始まった段階でありまして、昨年度におきましても、教養部の改組ということについて国立学校設置法の改正もお願いしたところでございますが、順次それぞれの
それをどういうふうに大学で取り組むかというときに、やはり新制大学発足時のいろんな経緯もございまして、本来的にはいろんなやり方があったんだと思いますが、一般教育だけを担当する組織をつくるという方向へ全体として動いていく。
まず、位置づけと今後の展望ということでございますけれども、短大は戦後の新制大学発足に伴って設置基準との関係等で当面の暫定措置として二年または三年の短期の大学としてスタートを切ったわけですけれども、三十九年に恒久的な制度となっております。
○前畑政府委員 先生既に御案内のように、大学審議会におきましては、一般教育というものが新制大学発足のときの理念として極めて重要であるという認識を持ちながら、現在の多くの大学で行われております一年、二年あるいは一年、一年半、この間は教養課程として一般教育だけをやる、こういう制度がいわば形骸化しているのではないか。
○前畑政府委員 大変難しい問題でございまして、一般教育の現在の形骸化の状況、そして、それを新制大学発足の理念に従って一般教育の理念の具体の実現を図る、この両方をどのように調和をさせていくかというのがこの大学審議会の答申に至るまでの大変大きな課題でございました。
日本におきましても、私は新制大学一回の卒業生ですけれども、その新制大学発足前、多くの国立大学等におきましては大体女性の入学なり何なりはほとんど認められておりませんでした。
今先生御指摘ございましたように、お茶の水と奈良の両女子大学が設置をされましたのは戦後の学制改革によります新制大学発足のときに一県一大学といったようなことと同様に十一の原則を押さえましたときに女子教育振興のために特に国立の女子大学を東西二カ所に設けるということで設置をしたわけでございます。今御指摘ございますように、女子の進学率ももちろん伸びてきております。
○十文字説明員 先ほど私が申し上げましたことは、先生ただいま御指摘のとおり、戦後新制大学発足のときに、国立大学をそういう方針のもとに統合整備したということでございまして、国公私立大学を含めて考えます場合には、もちろんそういうことではございません。
○宮地政府委員 新制大学発足当初からございます大学で、その後、学部増設のない大学、これは国立大学について申し上げますと二十九校ございます。ただし、そのうち単科大学を除きますと、福島大学、群馬大学等の十一校になるということでございます。
新制大学の発足以前の大学学生の総数は十三万でございましたが、新制大学発足後十年にして四倍にふくれ上がり、さらに二十年後には十倍にふくれ上がる、これが日本の高度成長の基礎をつくることに大きく貢献したところであると私は考えます。今日においては、百七十七万の学生を抱えております。すなわち十三・五倍でございます。