1948-04-02 第2回国会 参議院 予算委員会 第15号
新制中学校校舎の建築費に関しましては、財政の現状等愼重研究を重ねました結果、ここにその予算を提出いたすことと相成つた次第でありますが、諸般の事情によりこの予算案の提出が遅延いたしましたことは甚だ遺憾に存じておりますが、何分この予算は新制中学制度の実施のため、緊急必要といたすものでありますので、早急御審議をお願い申上げる次第であります。
新制中学校校舎の建築費に関しましては、財政の現状等愼重研究を重ねました結果、ここにその予算を提出いたすことと相成つた次第でありますが、諸般の事情によりこの予算案の提出が遅延いたしましたことは甚だ遺憾に存じておりますが、何分この予算は新制中学制度の実施のため、緊急必要といたすものでありますので、早急御審議をお願い申上げる次第であります。
この新制中学制度を実行するために追加予算では僅かに七億円が計上されておる。文化國家の建設と言い、民主主義の普及徹底と言い、片山内閣としては重大な政策の一つであるのに、僅か七億円、國債の利子の支拂には八十一億円を計上し、六・三制の実施には僅か七億円、一割にも足らない額を計上しておる。煙草の値上によつて二百六十六億円の増収を図つている。その増收分の僅か三分にしか当らない七億しか計上されておらない。