1949-05-16 第5回国会 衆議院 農林委員会 第23号
○井上(良)委員 次に先般料飲店再開が実施されまして、従来旅館に対しましては主食を持ち込んで宿泊ができましたが、あの法律によりますと、旅館に宿泊する場合には外食券によらなければならぬということになりまして、そうしますと、外食券というものは今後相当多く発行され、またこれが利用されることになろうと思いますが、この外食券によるところの主食の需要量、これを一体政府はどう見込んでおいでになるのか。
○井上(良)委員 次に先般料飲店再開が実施されまして、従来旅館に対しましては主食を持ち込んで宿泊ができましたが、あの法律によりますと、旅館に宿泊する場合には外食券によらなければならぬということになりまして、そうしますと、外食券というものは今後相当多く発行され、またこれが利用されることになろうと思いますが、この外食券によるところの主食の需要量、これを一体政府はどう見込んでおいでになるのか。
それからもう一つ、食糧の輸入に関連してわれわれがどうしても見のがすことのできないのはやはり今度の料飲店再開という問題に関連して、しからば今後の料飲店再開に対する当局の取締り方針は今までとどういうふうにかわつて來るか、中には急に取締りが嚴重になつて、あの副食券など、かつての取引高税の印紙のような、非常に煩瑣なああいうものをやる以上は、われわれの商賣は上つたのであろうというようなことをいう人もあります。
行政整理、料飲店再開のごとき詰らぬことに力こぶを入れなくとも、むしろ、もつと國民的な立場になつて大きな問題を採上げるこそ、政治家のなすべきことであると信ずるものであります。
ほんとうの料飲店再開のために、日本の人民の不幸な食糧事情をまず第一に一変していただきたい。米のかわりにいもを食わすような配給は断じてやめていただきたい。みそ、しようゆ、砂糖を自由に使つてうんと食うものをわれわれ働く大衆に配給し、たくさん食つて、氣前のよい氣持でうんと働いてくれということをやつていただきたい。 考えてみなさい。
大体この料飲店再開という民自党の年來の御主張は、供出後の自由販賣等の公約とあわせて、一つの共通点が全体に見られるのでありますが、かつての石橋大藏大臣時代のやみとインフレの思想、非常に放漫な景氣のいいイディオロギーが民主自由党を貫いておつた次第であります。
料飲店再開という民自党の公約が、統制撤廃、自由経済への復元の線に沿つておつたということは明らかでありますが、ここに提案をせられました法案は、まことにその線からはずれた、民自党自身がはなはだ予期せざる苦心を拂われた跡が、歴然としていることを認めざるを得ないのであります。
御承知の通りに只今上程されております料飲店再開の法律案でございますが、これは政府といたしましても、御承知かと存じますが、もう明後日一日ということになつておりますので、━━━━━━━━━政府自身としても御承知の通り、この際二週間も延びるということになりましては甚だ困りまするし、それからこれが通りません場合におきましては、御承知のようにこれは自由になつてしまう、その間の混乱を避けたいということでお願いしているわけであります
もちろん過半数を占めておる民自党ではあるが、この料飲店再開という問題に関しては、これは非常に色けのある法案であります。人民の苦しみをよそにして、女とおどつて酒を飲んで、同じお膳の上の料理でも非常に遠いところにあるよそのうちから料理を運んでもらう。非常に不便なことだと思う。敗戰後の料飲再開をするということは、非常にふしぎなことだと思う。
そこで、大体民主自由党のねらつているところ、さつきちよつと現在あるものは原則的にみな認めるのだというようなところに、その片鱗は見出し得るのでありますが、そういうとつぱなしにしてやらせたいのはやまやまだという料飲店再開イディオロギー、これがやはり九原則との間に相当矛盾を生じ、ぶつかりを生じて、今日に至つて來たのではないかと考えられるのでありますが、その点はどうですか。
今日飲食営業臨時規整、すなわちこの料飲店再開についても非常にきゆうくつな法案になつておるようであるから、ついでにもつと完全になるまでひとつ見送つたらどうだという、まことに御親切な御質問のように承つたのでありますが、私ども党といたしまして、いやしくも天下に公約いたしました事柄につきましては、十分な努力をいたしまして、そうしてこの公約を果して行くということが、公党としてのあり方であろうと考えまして、この
こういう事情が料飲店再開の目途の中に、重大な要素となつて織り込んであると私は考えております。そこでこの料飲店の再開を実現する場合に、一体地方財政においてはどのくらい税の増收が見込まれるのか。同時に國の收入においてもどの程度の増收が見込まれるのか。そういつたことについて、すでに調査があつたと私は思うのでありますが、このことについて何か見通しがありましたならば、それを聞かしていただきたい。
ことにそれ以外の問題として、わが党が公約したところの蔬菜の統制撤廃、あるいは公國の整備、あるいは統制物資の縮小、今御説明になつた料飲店再開、行政整理、官職事務の能率を上げるための行政機構の簡素化、こういつた方面について努力して來たことはわかるのでありますが、それは大蔵大臣の責任においてのみやつた問題ではないのでありまして、言うまでもなく政府全体各方面からこの問題をやつたのであります。
七、料飲店再開をすみやかに実施して、地方財源を補強すること。 八、タバコ專賣その他國営事業の民営移管を計画すること。 九、住宅問題解決のため、住宅金融交社を設立すること。 十、中小企業復興のため、中小企業金融金庫を設立すること。 十一、農山漁村振興のため、農業金融金庫を設立すること。 十二、教育振興のため教育復興金庫を設立すること。 十三、新学制整備のため國庫負担を増額すること。
安本長官の演説を檢討してみますと、取引高税の撤廃は、廃止する根本方針にかわりはないといい、供出後の自由販賣については、その時期は考慮中といい、生鮮食料品の統制の廃止及び料飲店再開については、その時期方法を考慮中と述べておられるのであります。演説だけ聞きましたのでは、何党の安本長官の演説であるか、区別が困難であります。
さらに税制問題の第三として、料飲店再開について所見をただしたい。吉田首相は、常に裏も表もない公明正大なる政治を行いたいと言われているが、水商賣といいながら、裏と表のあること、これほどはつきりしたものはありません。同じ政府で、表口はほとんど商賣をとめておきながら、裏口でやつたものと見込んで税をかけて來る。ここでも、正直者はばかを見るぞと政府みずから教えておるにひとしい。
この問題については私どもは相当な疑念を持つておる一人であるのでありますが、農林大臣といたしましては、この料飲店の再開に確実なる見通しを持つておられるかどうか、料飲店再開の場合には、あなたの所管であるところのいわゆる食糧の問題が関連しております。そういう立場において確実な見通しを持つておられるかどうか、それについてのお考えを聞いておきたい。
○周東國務大臣 ごもつともなお尋ねでありますが、これにも結局方法と時期があるのでありまして、ただいま料飲店再開というお話でありますが、これはぜいたくなどんちやん騒ぎをするような所を必ずしも復活させるということは考えておらない。