1955-06-29 第22回国会 衆議院 外務委員会 第25号 その松原移民から脱出した斎藤医学博士の話によれば、県庁で作成された契約書に出ている家屋、生活費の支給などに関する条項が、現地では何一つ実行されていない。これまでの費用は全部移民の借金となって、しかも借用証は鉛筆で書かれ、金額がはっきりしないものに署名せよと言われた。現地で手に入る日用品は、何でも市価の二倍以上である。 稻村隆一