2018-12-07 第197回国会 参議院 本会議 第9号
参考人質疑で斉藤善久神戸大学大学院准教授は、つらいことや理不尽なことも多い技能実習で、辞めもせず失踪もせず働き抜き、なお日本で働こうというおとなしくて我慢強い人間を優先的に受け入れる、更に五年働かせてやるから実習生になれ、辞めるな、逃げるなということだ、こう痛烈に批判しました。政府に外国人材の活用を求め提言してきた日本経団連など財界の本音も、ここにこそあるのではありませんか。
参考人質疑で斉藤善久神戸大学大学院准教授は、つらいことや理不尽なことも多い技能実習で、辞めもせず失踪もせず働き抜き、なお日本で働こうというおとなしくて我慢強い人間を優先的に受け入れる、更に五年働かせてやるから実習生になれ、辞めるな、逃げるなということだ、こう痛烈に批判しました。政府に外国人材の活用を求め提言してきた日本経団連など財界の本音も、ここにこそあるのではありませんか。
○参考人(斉藤善久君) 問題のある制度のうまい使い方というところかも分かりませんが、うまく使っても問題は残っているので、やっぱりこの制度自体はやめて、今おっしゃったような内容が実現できるようなもっとまともな制度をつくるべきだと思います。
○参考人(斉藤善久君) 問題点は、民間人材ビジネスに丸投げしている点がすごく多いということで、いずれも国策として入れるわけですから、ちゃんと国が前面に出て、日本語教育であるとか生活のサポートをするということが必要だろうと思います。
出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案及び外国人労働者等の出入国及び在留の適切な管理に関する法律案の審査のため、明五日午後二時に、千葉大学名誉教授多賀谷一照君、移住者と連帯する全国ネットワーク理事・大阪大学大学院人間科学研究科准教授高谷幸君及び神戸大学大学院国際協力研究科准教授斉藤善久君を参考人として出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
○有田芳生君 参考人質疑で、斉藤善久さんが介護の問題について、日本が技能実習生で介護職、今後行われるということで、斉藤参考人の現地の調査の結果のお話では、二〇一五年、つまり去年の夏辺りから、やはり日本で介護の仕事ができるんだという前提で、例えば看護師の方がお仕事を辞められて日本語の勉強をやっている。
これは、前回の参考人質疑の中で、斉藤善久参考人が、ベトナム政府は日本に渡航する技能実習生については三千ドルを上限としてこれを要求することを送り出し機関に認めている、ベトナム政府はそうやって認めている。 だから、それに対して日本側は、ベトナム政府がそういうことを認めている事実に対してどう対応されてきたんですか。
○参考人(斉藤善久君) これは、実習生たちに言わせますと、ネット上にそういうサイトがあるので情報は幾らでも手に入りますよと。でも、こういうことをこういう場で申し上げると、また受入れ企業が、じゃ、WiFiを止めようとか言うかも分からなくて困るんですけれども。そういう、比較的簡単だそうです。
○参考人(斉藤善久君) 方策はあると思います。それは、我が国が必要としている分野の労働者を呼ぶんじゃなくて、現地で養成が必要とされている職種の労働者で受け入れられるものを受け入れる、それがいいと思います。
○参考人(斉藤善久君) それは現場で判断するしかないと思いますね。採用する段階で採用する施設がその人をちゃんと見極めて、できるかどうかですね、するのがよろしいかと思います。
その中で、ベトナム労働法を専門とする神戸大学大学院国際協力研究科の斉藤善久准教授の発言として、日本の入管行政は保証金を徴収している実習生の入国を認めていないが、ベトナム政府は通達で三千ドル以下の保証金の徴収を認めているというふうにしております。 そこでお伺いをいたしますが、日本政府はベトナムでのこのような保証金の取扱いについて把握していらっしゃいますでしょうか。