2003-06-05 第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第12号
そういう反省から、やっぱり自衛隊というのは国会の監視を受ける、文民優先といいますか、シビリアンコントロール、そういう民主的な自衛隊にならなくてはならないと。そういう中で、日ごろから規律ある行動、命令に服するという中にも、国民とともにある自衛隊でなくてはならないという訓練が私は行き届いていると思います。
そういう反省から、やっぱり自衛隊というのは国会の監視を受ける、文民優先といいますか、シビリアンコントロール、そういう民主的な自衛隊にならなくてはならないと。そういう中で、日ごろから規律ある行動、命令に服するという中にも、国民とともにある自衛隊でなくてはならないという訓練が私は行き届いていると思います。
もう少し文民優先、政治優先ということはどういうことを指すんだという、その辺をやっぱり防衛庁の幹部の皆さん方理解しておいていただきたい。
○赤桐操君 この追加議定書全体の中でいろいろの意見を聞いてみると、結局さらに補強された面といえば、今いろいろ局長からお話があった民族解放の問題等々も一つありますが、同時に、従来の国家優先の状態から文民優先の、あるいは個人に至るまでの保護範囲の拡大ということが随所でこれが見られてきておるというように私も実は感じているのですが、その点はいかがですか。
○受田委員 これはシビリアンコントロールにも関係する大事な問題で、文民優先の原則をやる大変大事な人事でございます。だから、内局の参事官たちの意見も聞くと同時に、政務次官よりは事務次官の意見を多く聞くというようなことになって、政務次官には、なあ君、よかろうかのうというような調子ぐらいで片づくようなことになりはしないかと思うのですが、政務次官は事務次官よりは防衛庁内では上位にあるわけです。
今回の立川移駐というのはある意味でいうと、江崎長官の文民優先、シビリアンコントロールというものは成り立たなかったという一つの端的なあらわれじゃないかという気がするのです。そういう意味で、いまの長官の説明では、私が尋ねましたのに対して、首都圏整備その他の重要な担当大臣であります西村大臣との間には、今回あの抜き打ち的な挙に出る前に詳密な連絡がなかったということを先ほだ大臣は説明されておる。
先ほども言うように、十九日間も、文民優先ということだけは間違わぬでくれ、ささいなことであっても、これはわが日本の平和と憲法を守る上における重大な歯どめだということを言って言って言い尽くした。その舌の根もかわかないうちに、こういう神風奇襲戦法をやっているのじゃないですか。それをいつまでたっても悪かったと言う気持ちがないのだったら、われわれはこれはまじめになって審議に応ずるわけにいかない。
国会は十九日間もかかって、ほんとうに文民優先というものを確立しなくてはたいへんだぞ、こんな制服が思うままにやったらたいへんだぞといって、われわれが血みどろに戦っている。そういうことも無視して、そして総括質問が済んだからといって、防衛庁長官も、早くなりましたのおそくなりましたの、発表は正式にこうだと言って、みんないわゆる制服の諸君が思うままに動いたり入ったりしているということなんだ。
○小林(進)委員 この自衛隊の不当な移駐に対しましては、文民優先が失われるかどうかの重大問題でございまするので、私どもはいままでの防衛庁長官の御答弁では納得するわけにはまいりません。いずれまた総理大臣の御出席を得まして、この問題の黒白を明らかにするということを申し上げ、態度を留保いたしまして、次の質問に移りたいと思います。
文民優先ということで、ひとつこれは自衛隊のほうも考慮してもらわなければなりませんが、これは民間飛行場でありますと時間的に必ず食い違う。その間において多少のむだが出てくるという意味においては、これはもちろん危険がないとは言いません。どこの場合だってないとは言えませんけれども、しかしながら、そういう点においての調整は、全く心配はないと私は考えております。
私は長官に願いたいことは、この問題は多くの究明する点もありましたが、時間の関係でこれで終わりますけれども、どうかひとつ、あくまでもシビリアン・コントロール、文民優先の建前に立って今後この問題の処理に当たっていただきたい。これだけを特に希望して、時間の関係でやめることにします。
その前に私は本日の委員会ずっと拝聴しておりまして、いつも言う文民優先という立場から、シビリアン・コントロールを守っていく立場から、内局の幹部の皆さん方に若干私は何ですがね、ちょっと不安があるのですがね。これは皆さん方優秀なお方でそれぞれ内剛外柔の型かもしれません。しかし、何か必要以上に御遠慮なさっているような感じを受けるのですがね。
いずれにいたしましても、今後も十分に民主主義の教育を徹底いたしまして、そうしてさらに文民優先の原則を確立いたしまして、いかなる誘いにも乗らないように、さらに十分な注意をいたしたいと存じております。(拍手) —————————————
文民優先の原則は、一つ一つの具体的な内容を積み重ねることによって、初めて確保されるものであると私は考えまするが、この際、防衛庁長官の御意見を承りまして、私の質問を終わることにいたします。(拍手) 〔国務大臣池田勇人君登壇、拍手〕
サーベルは下げていないが、再び制服の諸君がそれぞれの所管の官庁を訪れてそういうようにやることは、ここでずいぶん問題になっているが、いわゆる文民優先という原則にはずれるではありませんか。私はそういう問題について知っているのですよ。これはこの演習場との関係ではあるけれども、そういうことは厳に慎んでもらわなければ、今日まで防衛庁がこの国会で何べんも答弁をしているように、いわゆる制服の横暴ではないか。
今はシビル・コントロール、いわゆる文民優先の自衛隊です。私は自衛隊に反対ですけれども、一応現実の問題としてあるのですから……。それからよって起こるところの事故というものは、これは当然防衛庁以外の独立した官庁で処理すべきだと思う。そうすることによって、国民の利益というものは公平に守られると私は思うのです。
しこうして、御質問の、防衛庁設置法の改正等につきまして、文民優先の原則は、はっきり私は守っていっていると考えておるのであります。また、師団の十三個師団編成がえは、わが国の地形、また、現状から申しまして、それの方が効果的である、こういう考えのもとに御審議を願っておる次第でございます。
しかし、今、若い層が防衛大学校に入って、そうして教育基本法のワク内とはいいながら、幾多の問題がある教育をやって、そうしてああいう方々が防衛庁、自衛隊の首脳部になられたころ、今の教育がよほど適正を期していなければ、そのときに、私はなかなかシビリアン・コントロール、文民優先というのはむずかしいのではないか、そういう点を私は懸念するがゆえに、この防衛大学校の教育方針は教育基本法のワク内といいながら、これは
——政治の軍事に対しまする優先ということは、民主主義の国家におきましてはきわめて大事なことでありまして、これにつきましては、私ども文民優先の原則は格段に重視し、今後も堅持して参りたい考えでございます。 それから防衛二法案の問題でありますが、これは、内外の情勢から考えまして、防衛庁といたしましては、国力に応じ国情に応じた漸増主義はとって参りたい。
今ここで取り上げられた問題、すなわち防衛庁がすでに国防会議の内定を得たという了解のもとに着々その実現に向って事務的措置を進めつつある次期の主力戦闘機グラマン社のF11F—1F、すなわちスーパー・タイガー機購入の件に関して、巷間伝うるところによりますと、いわゆる死の商人の猛烈な暗躍が行われ、それにおどらされた一部要人の周辺にも汚職の暗雲が低迷しておるとか、あるいは国防会議の審議の過程において文民優先の
○政府委員(門叶宗雄君) 私からお答え申し上げるのもいかがかと存ずる問題でございますが、文民優先ということは、前の大臣が当委員会その他でしばしばお答えになっております通り、しょせんは政治の軍事に対する優先を意味しておることと存じておるわけでございます。
そのつど私感ずることなのですが、防衛庁の内部部局においては、文民優先ということがはっきりと堅持されているかどうか、今後もその点について自信が持てるかどうかということを承わりたいと思います。私は、内閣のかわるたびに防衛庁長官がおかわりになる、このことは長官としても非常に骨の折れることだと思うし、事務当局もいろいろとこの経緯、経過、現状等を御説明申し上げるのに骨の折れることと思うのです。
文民優先とか、軍事に対する政治優先の原則とかは言葉の上では論議されて参りましたが、さらにその前に、言葉の前に考えなければならぬことは、軍の政党化やあるいは軍が党利党略の具に供される危険性をどう排除するか、こういう問題であろうと思うわけであります。
○吉田法晴君 大へんまあその辺楽観ですまれども、実際に自衛隊の中で旧政府軍人と申しますか、士官と申しますか、それがだんだん成長をして、このシヴィル・コントロールという点が、文民優先、最近は文民優先とは言わないで政治優先と言いますけれども、そういう点が崩れつつあることを私どもは心配をするのであります。 それから出動等の場合について心配をするような私は指摘をしましたようなやっぱり危険性が残っておる。
○島村軍次君 文民優先に関する考え方は、今回現憲法におきましては強い主張であり、今日までそれが国民一般の間に強く透徹いたしておると思うんでありますが、この自衛隊との関連におきまして、この考え方に関していろいろとかくの評があるようでありますが、この問題に関する研究の過程のお考えを承わっておきたい。