1949-05-12 第5回国会 衆議院 本会議 第27号
産兒制限普及そのものは、今日におきましては約二五%足らずに普及されておるのでありますが、この普及率そのものから考えます場合におきては、欧米の文明先進國におきまして八〇%から九〇%の産兒制限が普及されております状況から考えますと、日本の今日の現状においては早急に産兒制限の普及をはからなければなりませんが、普及をはかると同時に、私たちといたしましては、産兒制限の当然の結果起こるところの二、三の弊害を考えなければなりません
産兒制限普及そのものは、今日におきましては約二五%足らずに普及されておるのでありますが、この普及率そのものから考えます場合におきては、欧米の文明先進國におきまして八〇%から九〇%の産兒制限が普及されております状況から考えますと、日本の今日の現状においては早急に産兒制限の普及をはからなければなりませんが、普及をはかると同時に、私たちといたしましては、産兒制限の当然の結果起こるところの二、三の弊害を考えなければなりません
また外地から多数の医師も帰つておられまするし、また國内におきましても戰時中多数の医師が出ておりまするし、医師の失業救済の立場からいきましても、また日本の医学が非常に進んでおる、また藥学が非常に進んでおるにもかかわらず、平均年令が依然として、男子は四十五才、女子は五十五才というような状態でありまして、他の文明先進國に比べまして、まことにお恥かしい状態であります。
しかしながら本件は、文化國家再建を唯一の目標といたして建設途上にありまするわが國の現段階におきましては、外は海外文明先進國に対しまして正しく御理解を願い、御援助を求むる貴き資料ともなり、また内は國内全國民に対しまして文化國家再建の唯一の目標を示唆する、これまた貴い資料になると考えますから、私は簡單に御質問いたしまするが、関係大臣は相なるべくごゆつくりと、詳細にご誠意をもつてお答え願いたいと思うのでございます