1949-04-14 第5回国会 衆議院 本会議 第17号
これは今日における重大な社会問題の一つでありますとともに、將來の新しい文化國家日本の建設にも一大暗影を投じているものと思うのであります。 今、青少年の実相がどんなものであるか、少しその概要について申し上げますと、昭和二十三年度の統計によれば——これは八歳から二十五歳までの青少年を対象としたものでありますが、全國を通じて実に二十五万六百六十一件という驚くべき数字を示しているのであります。
これは今日における重大な社会問題の一つでありますとともに、將來の新しい文化國家日本の建設にも一大暗影を投じているものと思うのであります。 今、青少年の実相がどんなものであるか、少しその概要について申し上げますと、昭和二十三年度の統計によれば——これは八歳から二十五歳までの青少年を対象としたものでありますが、全國を通じて実に二十五万六百六十一件という驚くべき数字を示しているのであります。
これら大多数の兒童たちは、言うまでもなく平和なる民主的文化國家日本を明日より担わんとするところの輝かしい日本の將來を期待すべき兒童並びに母性であるのであります。 〔議長退席、副議長著席〕 その健全なる福祉を図ることは、取りも直さず我が日本の將來を輝かしく約束するものであります。日本が眞に平和にして文化的な國家を創造するためには、今日の純眞なる兒童を護り育てることが何よりも緊要であります。
併し我が國でこういうことを卒先してやつたということも、文化國家日本としては非常に私は意義のあることだと考えております。
そういう意味におきまして、私どもは教育は文化國家日本を完成する上におきまして、最も重要な事業であらうと思います。從いまして國の財政の許す限り、この方面に最も力を入れなければならぬと考えておる次第であります。ただしかし教育の將來の方向といたしましては、日本を敗戰に導きました原因の一つといたしまして、教育制度の中央集権ということがあげられるのであります。
○小川友三君 石炭廳設置法案につきまして、全面的に反対する者ではありませんが、第一條と六條に欠陷がございますので、この点につきまして、本案の含む大精神は、文化國家日本の産業再興と福利民福を図るのが目的でありまして、この点において政府に対しまして敬意を拂う者であります。
平和文化國家日本を作るというために、この廳を作るに当りましては、特に政府は眞劍にやつて頂きたい、かように思うのでありますが、この案の裏には幾多のそうした氣持が盛られておるとは固く信じておりますが、これだけを見ますと、極めて簡單なものでありまして、甚だ遺憾に思うのでありますが、外務大臣の御意思をお伺いいたしたいと思います。
御承知のごとく財團法人理化学研究所は、大正六年に設立せられましてから、爾來理化学の研究並びにその発達に対しまして多大の貢献をなしてまいつたのでありますが、戰時補償特別措置法の施行による戰爭保險の打切り、その所有いたしまする有價証券の戰爭による値下り等の事由に基きまして、経理上の損失が少くない現状で、この損失の適正な処理と事業の再建とをはかることは、文化國家日本の科学振興のためぜひとも必要であると考えるのであります