2018-04-11 第196回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第4号
こういったそのASEANは、現在はASEAN共同体というものを設立したという宣言をしておりまして、このASEAN共同体は、一番注目されるのはやはり経済共同体なんですけれども、ほかに政治・安全保障共同体、そして社会・文化共同体といった三本柱の共同体をもってASEAN共同体の設立を二〇一五年に既にもう宣言済み、設立を宣言済みであるということです。
こういったそのASEANは、現在はASEAN共同体というものを設立したという宣言をしておりまして、このASEAN共同体は、一番注目されるのはやはり経済共同体なんですけれども、ほかに政治・安全保障共同体、そして社会・文化共同体といった三本柱の共同体をもってASEAN共同体の設立を二〇一五年に既にもう宣言済み、設立を宣言済みであるということです。
いわゆるそれは官そのものでもないし、税金で造らなかったんだけど、みんなが自然共同体の中で公部分、自分一人のためだけじゃない、その地域の社会の生産のための装置を造ろうじゃないかというふうなことで、公共的性格が極めて強い設備を造る、あるいは集まりを持つ、文化共同体ができるというふうな、そういう世界があったんだろうと思います。
安全保障共同体、経済共同体、社会文化共同体、この三つの異なった種類の共同体を同時並行的に実現しようというのがASEANの戦略であります。ただし、名前は派手、格好いいのでありますが、その実現目標を検討してみますと、今まで基本的に合意されていたことをきちんと実行するのだということの再確認であるというふうに私は考えております。
これは、一つは政治・安全保障共同体、これは政治・安全保障という言い方をしておりますけれども、軍事同盟ではないというふうにASEANは申しておりまして、基本的にはテロとかそういった国境を越える問題に対応していくということかと思いますが、二つ目が経済共同体、三つ目が社会・文化共同体と。
その意味で、英語圏では、国という場合に統治機構としてのステートと民族文化共同体としてのネーション、この二つの要素を分けて考えるのが常識でございます。 我々が今規制緩和だとか税制改革だとかいろいろな議論をしておりますが、これは統治機構の部分に関しての議論でございます。
そういうわけで、それぞれの人間の持っている集団の、特に内的につながっているものでありますから、これは当然国家に対する愛国心というものは教育に必要でありますし、しかも国家というものは一つの文化共同体として、一つの歴史的個体と言ったらいいと思いますね、個です。
しかし、私はむしろ、国際社会の構成単位である祖先から子孫へ引き継いでいく運命的な文化共同体である、こういうふうに定義したいと思っております。もちろん国家を構成するのは国民でありまして、その基本的人権や国民の活動の上に民主政治が確立され、国家が運営されるものであります。