1960-04-13 第34回国会 衆議院 日米安全保障条約等特別委員会 第17号
また、うちにだけでなしに、外に向かってこれを私たちが検討してみますると、どうも岸内閣の外交政策は、敵視国家を作り、仮想敵国を作り、どうしてもこの一辺倒の外交政策というものは、今日改まっておらないように思います。
また、うちにだけでなしに、外に向かってこれを私たちが検討してみますると、どうも岸内閣の外交政策は、敵視国家を作り、仮想敵国を作り、どうしてもこの一辺倒の外交政策というものは、今日改まっておらないように思います。
その根本は、わが国が必要以上に特定国と深入りすることによって敵視国家を作らないということにあると思います。この意味から見ましても、南ベトナムに友好的であって、北ベトナムを無視して何らの話し合いをも行なわず、賠償協定を一方的に締結することは、いたずらに北ベトナムに悪感情を抱かせる結果となるのではないでしょうか。