1994-05-25 第129回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
その第一は、日本が国際社会におけるみずからの存在価値は何なのか、ほかの国に認められるような価値とは何なのかを考えていく必要があると思う、脅威は相手方の不信感、敵対感を減らす努力によっても減少することができるというような意見でございました。また、アジアを中心に二十一世紀の日本の責務を考えると、アジアの中の日本と言えるかは今、日本が真剣に考えるべき問題であると思います。
その第一は、日本が国際社会におけるみずからの存在価値は何なのか、ほかの国に認められるような価値とは何なのかを考えていく必要があると思う、脅威は相手方の不信感、敵対感を減らす努力によっても減少することができるというような意見でございました。また、アジアを中心に二十一世紀の日本の責務を考えると、アジアの中の日本と言えるかは今、日本が真剣に考えるべき問題であると思います。
防衛問題というのは脅威に対処する、あるいはみずからの追求する価値を確保するということにかかわるわけですが、脅威というのはどういうふうにして減らすことができるかといえば、軍事力で対抗するのもそうなんですが、相手方の不信感、敵対感というのを減らすという努力によっても脅威というのは減少し得るわけです。