2014-04-11 第186回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号
スモンは、太平洋戦争前から安全だと言われて使われ続け、また、戦時中は軍需用として生産が拡大された整腸剤キノホルムによる薬害だったこと、この薬害スモン訴訟の和解をきっかけに、医薬品副作用被害救済基金法が七九年に制定をされました。
スモンは、太平洋戦争前から安全だと言われて使われ続け、また、戦時中は軍需用として生産が拡大された整腸剤キノホルムによる薬害だったこと、この薬害スモン訴訟の和解をきっかけに、医薬品副作用被害救済基金法が七九年に制定をされました。
一九六〇年代から七〇年代にかけて、整腸剤キノホルムが原因で末梢神経障害を一万二千人の人々に被害を出した薬害スモン、鎮痛、睡眠剤サリドマイド、これは日本では胃腸薬にも配合されていたというふうに聞いていますけれども、妊娠中に服用した母親から手足や耳に奇形を持った子供たちが生まれた薬害です。これらは一般に売られていた医薬品や配置販売で売った医薬品です。
そして一九七二年に整腸剤キノホルムが原因であるということが判明しました。以来今日まで二十五年間、薬害スモン被害者は、治療法もなく、視力障害や身体の麻痺などに苦しみ続けています。 そこでまず、スモン対策が薬害被害者対策であるという認識は今日も変わっていないことを確認させてください。
かつて、不幸な奇形児問題を起こしたサリドマイド薬品、最近では、整腸剤キノホルム、頭痛薬アセトアニリド等が実は有害薬品ではないかと言われており、また、大衆保健薬が、その効能はほとんどないと言われております。昨今、米国のFDAは三百六十九種類もの有害ないしは無効の不良薬品を指摘しております。