2021-04-09 第204回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号
昨年の九月でしたか、私がこの委員会で熊本の菊池恵楓園におけるハンセン病の患者さんの遺体の解剖の問題、同意なき、ほぼ強制的な解剖問題、四百七十九人を取り上げて、その後、十二月には、星塚敬愛園で千八十一人、また、この三月には岡山の長島愛生園で千八百三十四人、いずれも、ほぼ入所時に、同意というには余りにも不確かな形で、お亡くなりになった後の解剖が行われております。
昨年の九月でしたか、私がこの委員会で熊本の菊池恵楓園におけるハンセン病の患者さんの遺体の解剖の問題、同意なき、ほぼ強制的な解剖問題、四百七十九人を取り上げて、その後、十二月には、星塚敬愛園で千八十一人、また、この三月には岡山の長島愛生園で千八百三十四人、いずれも、ほぼ入所時に、同意というには余りにも不確かな形で、お亡くなりになった後の解剖が行われております。
また、星塚敬愛園では、園内放送を使わせていただいて、全入所者、関係者の皆様に対して、心からのおわびと、私なりの言葉で、寄り添うという思いを伝えました。 私がこういう思いでいる一番大きなきっかけは、地元で、親御さんがハンセン病である方の御家族の方から聞いた言葉なんです。
その星塚敬愛園では胎児の方々の慰霊祭も行われていると。皆様の感じが本当にいい方向に向かっていっておられるときかなというふうにも思っておられますので、敬愛園の方々又はハンセン病で悩んでおられる方々に対しても、我々意を尽くしていかなければならないというふうに思っております。その点、よろしくお願いしたいと思って、先ほどの後半のお願いについてはよろしくお願いしたいと思っております。
二十八年にわたる隔離政策の中で、鹿児島県鹿屋市の国立療養所敬愛園で終生を終えました。私は、七四年以来そのことを明らかにして、世の差別と偏見、無知と闘ってまいりました。 一九九六年のらい予防法廃止、熊本地方裁判所の判決、小泉首相による控訴棄却によって事態は大きく変動しました。だが、九十年の隔離政策のうち五十年余は、基本的人権をうたった現憲法のもとであったことを忘れることはできません。
さて、きょう、私がまず取り上げたいのは、全国に先駆けて、最初に訴えを起こした鹿児島県星塚敬愛園九名、熊本県菊池恵楓園四名の皆さんの問題であります。 全国の先駆けとなった、この十三名の方々に、この機会に心からの敬意を表したいと思います。その中に何名かの日本共産党員が含まれていることを私は心から誇りに思います。
人権回復の裁判にご理解とご支援を 入口があって出口のない元国立療養所星塚敬愛園に半世紀、五十七年を過ごし、もう八十の坂を越え人生の終末を歩かされている老体です。「らい予防法」が廃止になったとはいえ現実は変わらず、いかに私どもの人生を根こそぎ奪い取り、その上家族まで差別と偏見の中で今なおバラバラに過ごさざるを得ないのか。強制収容、強制隔離によって死んでいった療友二万有余人。
次に、国立療養所星塚敬愛園を訪ねました。昭和十年に開園した当施設は、ことしの四月に施行されたらい予防法廃止法に基づき、元ハンセン病患者の医療・福祉を行う場としてその目的が変更されました。現在、入園者については、平均年齢が約七十二歳と高齢化が進んでいること、ハンセン病の後遺症として種々の障害を有していることから、その看護・介護の重要性が増大しております。
○有馬(輝)分科員 僕は五年前に、たとえば鹿児島の敬愛園の講堂の問題についてお話したことをあるいはあなた記憶しておるかもしれない。とにかく私が行って——ほかの人が行ったときもそうでしょうけれども、患者を集めまして話をすると、講堂のまん中にはすわらない。みんな入口のドアのところにすわっているのです。まん中へすわりなさいといってもにやにや笑って来ない。
○尾崎政府委員 今鹿児島の敬愛園の施設の整備をせなければならない、また大島青松園では水の問題とか、具体的な問題はこちらも承知しておりますし、施設側の要求を聞き、予算のことと考え合わせまして整備していきたい、こういうふうに考えております。
私も全生園なりあるいは私の地元である敬愛園にしょっちゅう参っておりますが、医局の方々もその他の職員の方々も、一般にある偏見なりなんなりというものの中で献身的な真摯な努力をしておられますので、この点については、皆さん方の指導で非常に誠意が行き渡っているんじゃないかと日ごろから感謝いたしておる次第であります。
私のところの敬愛園なんかに行きますと、講堂、礼拝堂というのですか、あそこへ患者の諸君に集まってもらうとみんな入口のところにすわっちゃう。なぜかというと白アリが食っているからいつこわれるかわからない、そういう状態である。
私自体が敬愛園なり何なりに参りまして家に帰ると、家の者がやはりそれなりのことを言う。社会一般にある偏見なり何なりというものはなかなか抜きがたいものであることもよく承知いたしておりますので、鋭意今後もその努力を続けていただきたいと思うわけであります。
委員長報告) 第三四 保健所費補助増額に関する請願(委員長報告) 第三五 蚊、はえ撲滅予算増額に関する請願(委員長報告) 第三六 長野県の水道施設費国庫補助等に関する請願(委員長報告) 第三七 北海道森町の上水道敷設に関する請願(委員長報告) 第三八 北海道浜頓別町の上水道敷設に関する請願(委員長報告) 第三九 附添看護制度廃止反対に関する請願(六件)(委員長報告) 第四〇 鹿児島県里塚敬愛園
労務者対策確立に関する 請願(愛知揆一君外一名紹介)(第一三 号) 三 美容師法制定に関する請願(森島守人君紹 介)(第五七号) 四 健康保険による医療費の被保険者負担反対 に関する請願(楯兼次郎君紹介)(第五八 号) 五 同(芳賀貢君紹介)(第五九号) 六 特殊漁船乗組員遺族に年金支給に関する請 願(世耕弘一君紹介)(第六六号) 七 国立療養所星塚敬愛園
内海安吉君外一名紹介)(第一二号) 駐留軍撤退に伴う労務者対策確立に関する請願 (愛知揆一君外一名紹介)(第一三号) 美容師法制定に関する請願(森島守人君紹介) (第五七号) 健康保険による医療費の被保険者負担反対に関 する請願(楯兼次郎君紹介)(第五八号) 同(芳賀貢君紹介)(第五九号) 特殊漁船乗組員遺族に年金支給に関する請願( 世耕弘一君紹介)(第六六号) 国立療養所星塚敬愛園
委員長報告) 第六二 彦根刺しゆうの物品税免除に関する請願(委員長報告) 第六三 濁酒密造防止対策に関する請願(委員長報告) 第六四 子供自転車の物品税撤廃に関する請願(委員長報告) 第六五 宮城県秋保村に国立たばこ試験場設置の請願(委員長報告) 第六六 登録税法中一部改正に関する請願(委員長報告) 第六七 電源開発に伴う補償金の所得税免除の請願(委員長報告) 第六八 鹿児島県国立療養所里塚敬愛園
多田 仁己君 法制局側 参 事 (第一部長) 今枝 常男君 衆議院事務局側 常任委員会専門 員 川井 章知君 衆議院法制局側 参 事 (第二部長) 鮫島 真男君 ――――――――――――― 本日の会議に付した事件 ○小委員長の報告 ○らい予防法案反対に関する陳情(第 三四二号) ○鹿児島県国立療養所星塚敬愛園
○参考人(北野博一君) 私は敬愛園に昭和十五年から二十三年までその間六年間の応召期間がございますが、おりましたし、現在は岐阜県で予防課長をやつております。相変らずらいの検診業務に携わつておりますが、その経験から御質問の事項にお答えいたしたいと思つております。
谷口弥三郎君 横山 フク君 林 了君 廣瀬 久忠君 山下 義信君 事務局側 常任委員会専門 員 草間 弘司君 常任委員会専門 員 多田 仁已君 参考人 大浜 文子君 東京大学教授 北村 包彦君 元敬愛園医務課
そうして私の鹿児島県の大隅に敬愛園ができたのでありますが、あそこに今でも千数百名収容されておる。その内容は、全国のは知りませんが、私の近くにありますから、よく内容等も知つておるのですが、ただいまあなたが御質問になつたこの患者が、今度の癩の予防法案の改正についてたいへん不満を持つておることは事実であります。但し私はあれは少し患者の方でも自覚反省せんければならぬ点があることを認めております。
お話のように、鹿児島の敬愛園について、さらに増床が要求せられておる事情もよく承知いたしております。その辺は二十八年度の予算の執行につきまして、十分考慮いたしたいと考えておる次第でございます。
但し、九州には鹿児島県に私どもが微力ながら、救癩のために命がけで敬愛園をつくつておつた。その方には患者が殺到して来て、一つの病床の余裕もない。それなのに、熊本に九州全体の患者を入れるような大きな計画、——これはあなたではない、前の厚生大臣かだれか知らぬが、そういうことをなさつた。これは悪いことではない。
しかるに南九州の敬愛園においては、これは熊本県より先に、かく申し上げる永田が命がけであそこをつくつた。そこにはもはや患者が入る病床もない。しかも厚生省は地方の患者の心理状態をきわめず、また家族に対する同情も考えずに、ただ図面の上でかつてに患者数を調べて、熊本が九州の中心だというので、あそこに大きな設備を設けて、一網打尽的にあそこに押し込める。
次に本県における癩患者数は六百五十六名で、うち療養所へ入所者数四百三十一名、在宅患者二百二十五名となつていますが、二十六年度において約二百名を敬愛園と恵楓園へ入所せしめる計画を立てています。 次に見て廻りました施設の概要について申上げます。
第二〇六 ストレプトマイシン、バスおよびテイビオン等の適用範囲拡大に関する請願(六件)(委員長報告) 第二〇七 国立療養所賄費予算増額等に関する請願(七件)(委員長報告) 第二〇八 国立療養所入所患者の早期退所問題に関する請願(委員長報告) 第二〇九 国立療養所退所措置緩和に関する請願(委員長報告) 第二一〇 新医療法実施延期に関する請願(七件)(委員長報告) 第二一一 鹿兒島県星塚敬愛園
家族検診等に関する請願(苅田 アサノ君紹介)(第一七〇〇号) 五七 らい療養所職員特殊勤務手当制度の法制化 並びに定員増加に関する請願(寺島隆太郎 君紹介)(第一八八四号) 五八 保健所に保健婦用自転車無料配付に関する 請願(福田昌子君紹介)(第一九四四号) 五九 らい療養所における患者による附添手当増 額に関する請願(寺島隆太郎君紹介)(第 四六号) 六〇 里塚敬愛園
それによりまして、とりあえず星塚敬愛園には三百床だけ増床をいたすことにいたしておるのであります。一方二千床のうちの一千床は、熊本県の菊池恵楓園の隣接の地に土地を得ることができましたので、ここに一括して増床をいたすことにいたしました。近く工事を落成いたして、落成式をあげる運びに至つておるのであります。