2001-11-20 第153回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
私の地元の広島県でも、日本で一番教育風土の悪い県ということに定評はなっておりますけれども、何とかこれをしなきゃいけないということで、この春から三名の民間人を校長先生、小中高という形で採用いたしました。よその県では東京が二名、埼玉が一名ということで、全国ではわずかまだ六名でございますけれども、私はもっともっと民間人を採用していただいたらいいんじゃないかと思います。
私の地元の広島県でも、日本で一番教育風土の悪い県ということに定評はなっておりますけれども、何とかこれをしなきゃいけないということで、この春から三名の民間人を校長先生、小中高という形で採用いたしました。よその県では東京が二名、埼玉が一名ということで、全国ではわずかまだ六名でございますけれども、私はもっともっと民間人を採用していただいたらいいんじゃないかと思います。
○亀井郁夫君 最後に一つお尋ねしたいんですが、今回の教育関連三法の改正、これによりまして我が国の教育風土が大きく改善されていくことを私たちは心から期待しておるわけでございます。しかし、具体的にこれらの法律が実施される段階になりますと、連日の質疑の中でも問題が提起されているように、いろいろな問題が教育現場においては起こることが予想されるわけでございます。
今回の教育関連法案は、戦後五十五年間に培われた我が国の教育風土を大きく変革し、二十一世紀の教育はいかにあるべきかということを見据えた上での教育風土の改革といった大きなテーマのもとに実際に行われようとしておるわけでございます。
私は、こういった問題以前にぜひ先生方にお尋ねしたいと思うのは、学校の教育風土の問題なんです。教育風土の問題について考えてみますと、戦後の教育で個人の尊厳ということが非常に大事にされたと。
そこでは、今のお話のようなことについて関心を持った、制度ですとか経営ですとか、そういう研究者グループがおりまして、そこの一つの関心事が、今教育風土とおっしゃいましたけれども、組織文化という言葉で、学校の中のまさに風土ですとか先生方の規範意識ですとか価値観ですとか、あるいは行動様式ですとか、そういうものを突き詰めていこうという、こんな関心を持った集団がおります。
今の教師の仕事というのは、広島大学の岡東壽隆教授も書いているわけですけれども、「日本の教育風土は、子どもの成長や発達のあらゆる責任を教師のみに集中させすぎている。」、そして「この期待が教師の加重負担を生んだり、身体的な疲労とストレスを抱えながらも、職務に精励する教師を生んでいる。蓄積された疲労とストレスはやがて精神にもおしよせ、メンタル・ヘルスを破壊する。」と。
率直に申し上げまして、戦後五十年、残念ながら我が国の教育風土、大変荒れているように私は思うわけでございます。特に私の郷土広島県は大変厳しい状況にありまして、先回のこの文教・科学委員会でもいろいろと先生方から御指摘を受けたわけでございまして、私も実は穴があったら入りたいような気がしたわけでもございます。
政治家の皆さんにも、松村謙三さん、正力松太郎さんといったような方々、質実で積極、真摯な方々を輩出しているのも、これは一つはこういう教育風土の生み出したものではないかというふうに思っております。
英国のように「平均以下」と認定された学科には補助金をばっさり削るというような方式はわが国の教育風土にはなじまないかも知れない。ただ何でも平等、頭割りという悪平等からは脱皮すべきだろう。国立の教育研究費や私立への国庫助成金にある程度の格差をつけるのは不合理でない。 こういうふうに論評されておるわけです。
これは日本の国民の熱心な教育風土の中で、そして学歴偏重の社会風潮の中でこうした問題が大きな課題となっているわけでございまして、これは入試改革の改善ないしは学校教育の充実という形で今後私どもが一生懸命取り組んでいかなければならない。 抱えました課題はいずれも私どもは課題として率直に認め、これから一生懸命それに取り組んでいきたいというつもりで掲げているものでございます。
ただ、実態は、我が国の場合、小中学校では落第の制度というのは、学校教育法の施行規則によりまして学校は平素の成績を評価して進級を定めるということになっておりますから、本来は、要するに成績が悪ければ進級しないという建前はあるわけでございますが、我が国の教育風土の中におきましては、小中学校では原則として落第というのは見られないという状況であろうかと思います。
私は、この初任者研修制度が我が国の教育風土や国民性等を考慮して極めて有効な特色のある制度となるものと強く確信もし、期待しているところでございます。今回の法案が速やかに成立して、充実した初任者研修が実施されることを願いまして、私の意見陳述を終わります。 どうもありがとうございました。
しかしそこを、私先ほど、これはやはり今までの我が国の教育風土の中で非常に強かった後継者を育成していくんだという観点に立って一緒に高め合っていこうではないか、こういう考え方で指導教員を中心にして学校全体で新任教師の指導に当たっていただきたいというのが私の願いでございます。
その計画では、発展の可能性を、①交通通信網の整備による遠隔性の緩和、②日本の南の地理的条件を生かしたアジア・太平洋諸国との緊密化、③ぬくもりに満ちた地域社会と郷中教育等を生かした独自の教育風土等に求めております。そして、この計画の成否を握るキーポイントと思われるのが国分隼人テクノポリスであります。
戦後のわが国の教育は目ざましい進展を遂げ、ことに知育面では世界的に見ても最高のレベルにありますが、その反面、ややもすれば知育偏重のきらいがあり、いわば知恵が太っておるわりには徳がやせておる青少年を育てる教育風土が定着しておると思うわけであります。