1997-11-05 第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号 あの教授論文は、中国には統一市場はないんだと、中国にあるのは広大な国土に分散する無数の、多分に自給的な小規模市場の集計にすぎないと。鄧小平がやったことというのは、毛沢東が追い出した華僑資本を経済特別区等々で導入したところに最大の功績があるという分析なんですけれども、そういう鄧小平理論の二十年間続いた開放政策の本当の意味での功罪を問うだけの理論研究が今のままで可能なのかと思うんですよ。 上田耕一郎