1988-05-24 第112回国会 参議院 文教委員会 第13号
行政の第一義的責務を放棄し、教員統制に狂奔することは、教育基本法の精神に照らしても断じて許されません。我が党は、戦後打ち立てられた憲法、教育基本法にのっとった民主教育を守り、発展させるため全力を挙げることを改めて表明します。
行政の第一義的責務を放棄し、教員統制に狂奔することは、教育基本法の精神に照らしても断じて許されません。我が党は、戦後打ち立てられた憲法、教育基本法にのっとった民主教育を守り、発展させるため全力を挙げることを改めて表明します。
その上に、今度の臨教審報告にあるように長期一年の新任者研修、これが制度化される、それから現職者も含めて、システムはどういうことになるか、とにかく適性審査というものもやってくる、こういう三重、四重の教員統制が臨教審で検討されているわけです。しかし一方では、教職員の自主的な研究活動に対してはますます圧迫、干渉を強める。
その方向は、教師集団に差別と分断を持ち込んだり、教員統制強化のための管理体制確立に利用されるものであってはならぬと考えております。 新教育大学の構想が、昭和四十六年の中教審答申に示された上級教員づくりの構想を背景にしたものではないかとの従来からの批判についても、そうではないとする確固たる歯どめはなく、さきに触れた同意の問題とも相まって、これらの懸念は払拭されておりません。
(拍手)この法律案の真のねらいは、教員の待遇改善を見せかけての教員統制であり、自民党政府の反動文教政策の新たな出発の引き金であるからであります。(拍手)この法律案の実施は、教員の真の待遇改善にはならず、教育を破壊するものであり、民主主義の危機を感ずるからであります。 もし、そうでないというならば、中教審答申とのかかわりにおいて、次の質問に明快に答えていただきたい。