2018-11-15 第197回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
二〇一六年六月、文科省で議論されたタスクフォース報告では、学校や教員の熱心な取組や負担の上で子供に関する諸課題に対応してきたが、学校の抱える課題が膨れ上がる中で、従来の固定化された献身的教員像を前提とした学校の組織体制では質の高い学校教育を持続発展させることは困難というふうに書かれております。
二〇一六年六月、文科省で議論されたタスクフォース報告では、学校や教員の熱心な取組や負担の上で子供に関する諸課題に対応してきたが、学校の抱える課題が膨れ上がる中で、従来の固定化された献身的教員像を前提とした学校の組織体制では質の高い学校教育を持続発展させることは困難というふうに書かれております。
それで、さきに述べたその業務の適正化の報告書には、これまでの献身的な教員像だけでは、これを前提とした学校の組織体制であれば質の高い学校教育の持続的発展は困難だと書いているんです。私、全くそのとおりだと思うんですね。教員の多忙は結局のところ子供にしわ寄せが来ると。
二、教育委員会等が策定する指標については、画一的な教員像を求めるものではなく、全教員に求められる基礎的、基本的な資質能力を確保し、各教員の長所や個性の伸長を図るものとすること。また、同指標は、教員の人事評価と趣旨・目的が異なるものであることを周知すること。
教員の資質向上などと称して、国の方針の下で、あるべき教員像、あるべき指導法を示し、研修で育成する方法では問題は解決しません。資質の向上のためには、教員自身が学びの専門家として自主的に研修に取り組むことが必要です。あわせて、行政研修を抜本的に見直すこと、校内研修の機会の確保、充実、少人数学級推進のための定数改善、教員の多忙化の解消こそ、教育行政の責務です。
二 教育委員会等が策定する指標については、画一的な教員像を求めるものではなく、全教員に求められる基礎的、基本的な資質能力を確保し、各教員の長所や個性の伸長を図るものとすること。また、同指標は、教員の人事評価と趣旨・目的が異なるものであることを周知すること。
教員の資質向上などと称して、国の方針のもとで、あるべき教員像を示し、研修で育成する方法で問題は解決しません。 教員が、学びの専門家として、みずからの職責のために自主的に研修に取り組むことが必要です。行政研修の削減、校内研修の機会の確保、充実、少人数学級推進のための定数改善、多忙化の解消を進めることこそ、教育行政の責務ではありませんか。 以上を指摘し、討論を終わります。(拍手)
私も母親が教員でございましたから、教員というのはそばで見ておりましたし、そういう流れの中で、もうちょっとやっぱり、何というんでしょうかね、総合的な人間力を持つ教員さんが、現実的にはおられるんだろうと思いますが、そういう教員像が出てくれば、私はもっと人気が高まってくるんだろうと思っています。
もとより教育の質を一定程度維持し、かつ、それを一層高めていくために教職員の質を高めていくことは当然のことでありますし、求められる教員像というものについても、時代の変遷に合わせて変化があるんだろうと思っております。
大きな二番目に、教員に求められる資質能力、これは中教審始まって以来の、ずっと継続的な課題であったわけでございますが、これは教員像という言葉でも呼ばれます。 これは、教養審の第一次答申、平成九年ですね、これも私、取りまとめの主査をさせていただきましたけれども、そのときにおもしろい区分をしました。
教員像という言葉でずっと政府の答申などはこれまで整ってきておりましたけれども、一昨年でしたか、義務教育の構造の答申になりますと、揺るぎない信頼云々ということで、教師像ということが使われるようになりました。 師か教員かという言葉は別といたしまして、北京師範大学に行きますと、門を入りますと大きな石碑がある。そこに何て書いてあるかというと、学びて人のために師となり、行いて世のために範とならん。
そういったことを考えるというと、まず、今学校の先生に求められている資質と申しますか、教員像というのはどういうふうに描いておられるのか、それぞれ、文部科学大臣そしてまた衆法提案者の先生方にちょっとお伺いをしたいと思います。
そしてまた、これによってどのような教員像を求めているのか、その点についてもお伺いしたいと思います。
それを排しようという方向であるということから、私は民間人の活用、教員に採用するということは非常にうれしいことだというふうに思ってきたわけでございますけれども、その教員にそういうふうな学歴というのが一体どの程度、理想とすべき教員像に必要とされるのでしょうか。
大学での早い時期に、教職の意義や実際のさまざまな職務について理解させ、それを踏まえた上で理想とする教員像を描かせることは、自己の適性と意欲を確認させるとともに、その後の選択履修と相まって、使命感や個性ある教員の養成を行う上で効果的なものと考えるわけであります。 次に、中学校における教育実習期間の延長についてでございます。
○山本保君 午前中の審議の中で大臣はこれからの教師像、教員像というものの御質問に答えられまして、子供の意欲を引き出すと、そういう先生であると、こういうふうな表現をされました。私も全くそう思います。 ただ、その場合ちょっと心配なのは、意欲を引き出すためにはまず教科の構造をよく知っていなくちゃいけませんし、子供の発達の状況もよく知っていなくちゃいけません。
○北岡秀二君 今の大臣の答弁の中で学校現場の話がございましたが、今回の法改正も教員養成を改善していこうというようなことでもございますし、これからの教育改革等々に向けて求められる教員像というのは基本的にはどういう姿を描かれておるのか、お伺いを申し上げたいと思います。
その変えていかなければならない部分にはハード的なものとソフト的なもの、ソフト的なものでは当然、先ほどおっしゃられたような求められる教員像をつくり上げていく過程の中で、教えるサイドもある程度意識改革をしていかなければならないということもあるだろうと思います。
それにやはり矛盾するような形では教員養成のカリキュラムも考えることはできないのではないかということで、結局、非常に強い社会的な要請がいろいろある、それと大学としてのカリキュラムの調和ということ、これを考えなければならないということになりまして、そういうことから、結果的に、今回の答申の中では、今までの教員像とか教員養成の考え方とかいうものをかなり大きく転換をするというふうなことをせざるを得なくなってまいりました
けたのでございますが、若い先生方が非常に短い時間の中で、お互いに協力をしながら一つのテーマに取り組んでいく、あるいはそれを教育と結びつけてどのような形で授業に反映していこうかというふうな熱意、そういったものをひしひしと感じまして、これはやはり研修の機会なり、あるいは、先生方の活躍の場をうまく引き出すというふうなさまざまな工夫をすることによって熱意というものも生まれてくるわけでございますし、私どもはそういういい教員像
それから、教育等に対する専門的な知識、それから幅広い視野にわたります知見と申しますか、そういうものの上に立ちまして実践的な指導力を持ち合わせている教員、こういう方々が、こういう教員像が私どもは求めている教員像であろうかな、その資質を持っていただくためにいろいろ私どもも努力をしておるところでございます。
教員のあるべき姿については政府委員からお答えをいたさせましたけれども、求められる教員像というものには幾つかの要点がございますが、その中でやはり一番必要なのは教育に対する使命感だと思います。それから児童、生徒に対する愛情と申しますか公平感と申しますか、それから教育そのものに対する情熱、熱情、こういったものが教育職員の方々のやはり根本にあるということが必要であることは言をまちません。
求められる教員像と申しますか、教員の方々に求められる資質能力としては、教育者としての使命感、よく言われることでございます。それから教育の理念、人間の成長あるいは発達段階にそれぞれ深い理解を示してもらえる、そういう教員であってほしい。また幼児、児童、生徒に対する教育的な愛情をぜひ持っていただきたい。それから教科等に対する専門的な知識を持っていていただきたい。
それには、資質の基本はおありでございますけれども、その上にさらに、たゆまざる研修の中で実践的な指導力を養い、教育に愛情を持って臨んでいただく、そして多様化、個性化する社会の中で、それに即応できるような児童生徒諸君のいい面をすくすくと伸ばしていただける、そのような教員像が確立され、そしてそういう教職にある方々がふえていくことを心から望み、私どもも努力をしてまいりたいと思っております。
ただ、これからは、申し上げましたように、社会の変化に対応できるような生徒児童を育てるためには、社会的な視野の広さ、知見の広さと同時に、やはり教師像そのものが、生徒児童諸君の個性、人間性を引き出せる、そのような心の広い、そして個性的な教員像であってほしい。
そこで、今後のあるべき教員像について総理の見解をお伺いしておきたいと存じます。 次に、具体的にお伺いいたします。 政府は、臨時教育審議会及び教育職員養成審議会の答申を受けて、大学院終了者のための専修免許の創設など、教員免許を三種類にする改革及び新採用教員に対する初任者研修制度の導入を図ろうとしております。
しかし、みずから教員像を語るほどの資格があるとは思っておりません。ただ、私自身感じておりますのは、やはり教育者としての使命感と、そして教育者としての愛情、その上にやはり専門的知識、これらを備えるべきではなかろうかと考えております。