1978-05-09 第84回国会 参議院 文教委員会 第10号
まず第一に、この新構想の大学院大学の入学に当たって任命権者の特別な推薦を得るということ、それからこの大学院の修了した者を特別に優遇をする、それから各ブロックにこの大学が配置をされて、教育委員会等と密接な連絡をとるという措置が、先ほど申し上げました提案にはうたわれておったのでありますけれども、当時の委員会は、それらの構想の運用のいかんによっては、この大学院大学が結局教員人事行政の手段と化すおそれはないであろうかと
まず第一に、この新構想の大学院大学の入学に当たって任命権者の特別な推薦を得るということ、それからこの大学院の修了した者を特別に優遇をする、それから各ブロックにこの大学が配置をされて、教育委員会等と密接な連絡をとるという措置が、先ほど申し上げました提案にはうたわれておったのでありますけれども、当時の委員会は、それらの構想の運用のいかんによっては、この大学院大学が結局教員人事行政の手段と化すおそれはないであろうかと
しかも、その上に教育委員会等と密接に連絡をするなどとして、教員人事行政の手段と化するおそれがある。この疑問点はどうしても解消されることができないと思うわけであります。 再度ただしておくわけですけれども、同意書を得た者と、同意書を得てない者は、全く同列で、入学の際には差等をつけずに行われるということが基本であると言えますか。
そういうような批判の中で、反対の意見を出しておりました国立大学協会は、この新構想大学について、一つには、教員人事行政の手段と化し、大学が大学としての本来の性格を失って、一種の教員研修所になるのではないか、次に、既設教育系大学学部との関係が非常に不明確である、あるいは大学運営上特別の措置があって問題を持っているのではないかなどというようなことを指摘しておりますけれども、大臣、国大協がこのような批判をしたということについて
その第一は、教員人事行政の手段と化して、大学が大学としての本来の性格を失って一種の教員研修所になるのではないかという心配でございます。第二番目には、既設教育系大学学部との関係というものが不明確であるという疑義。第三に、大学運営上の観点から見ても、その配慮の中に特別の措置があり、それが問題を持っているのではないかという疑義。そういう主なる疑義を提起しておるわけでございます。
一つは、大学が教員人事行政の手段と化し、大学としての本来の性格を失ったものとなる懸念、これが一つですね。それから第二番目に、大学運営に関する懸念。鰺坂調査会は筑波方式をとっておりますから、そうではないという意味でしょう。三番目には、既設教育系大学学部との格差の生ずることに対する懸念。この三つの懸念を中心にしていままでもろもろリポートして、国大協で意思統一してきている。