1949-11-30 第6回国会 衆議院 観光事業振興方策樹立特別委員会 第10号
わが国は、敗戰後新憲法によりまして、わが国のこれからの進む方針として、文化国家、平和国家ということを基本原則として、戰争を永久に放棄いたしたのであります。
わが国は、敗戰後新憲法によりまして、わが国のこれからの進む方針として、文化国家、平和国家ということを基本原則として、戰争を永久に放棄いたしたのであります。
我々はこの現在の新警察法案をこの委員會で審議いたします際に、日本が敗戰後新憲法によりまして軍備を廢した。そうして治安の維持に當りますのはどうしても警察力に頼るより仕方がない。然るにこの新警察案によりますと、自治體警察主議を採られまして、横の連絡、縦の連結ということは非常に弱化して來たのであります。こんなことでは到底完全な治安の維持はできないではないか。
なんとならば、從來わが國は國家權力をもつ政治面と同樣に、經濟面におきましても、國家の權力をもつて經營の指導力としてまいつたのでありますが、敗戰後、新憲法の精神に基きまして、全然民主主義と相なりましたので、經營の基本問題、經營の原則的な原動力というものに大きな變化が來なければ、國有鐵道の再建は困難だと思ひます。