2019-05-22 第198回国会 参議院 決算委員会 第8号
救済対象地域に一年以上居住歴がある千八百五十四人と一年以上の居住歴はないという千六百十九人を比べると、症状の現れ方はほぼ同じなんですね。うまく話せないというような言語障害だったり、あるいは難聴だったり運動失調だったり、それから感覚障害、この出方というのは対象地域にいる人とそうでない人と全く同じなんですよ。 汚染されるはずのない奄美大島と比べたら、これはもう格段の差がある、当たり前ですよね、これ。
救済対象地域に一年以上居住歴がある千八百五十四人と一年以上の居住歴はないという千六百十九人を比べると、症状の現れ方はほぼ同じなんですね。うまく話せないというような言語障害だったり、あるいは難聴だったり運動失調だったり、それから感覚障害、この出方というのは対象地域にいる人とそうでない人と全く同じなんですよ。 汚染されるはずのない奄美大島と比べたら、これはもう格段の差がある、当たり前ですよね、これ。
救済対象地域内の受診者七百七十三人のうち六百六十五人、八六%。それから、対象地域外の五百七十三人のうち五百四人、八八%。それから、対象年齢外、いわゆる一九六九年十二月以降の出生者四十一人のうち三十五人、八五%。全て八割以上に水俣病の症状が見られました。 お配りした資料一を御覧いただきたいんですけれども、これは大検診の結果をグラフに表したものであります。
そして、この水俣病の救済対象地域や対象年齢を拡大する意向はあるのでしょうか。昨日、和解の所見が示されましたが、対象拡大は和解による救済のみなのでしょうか。あるいは、救済法による救済や公健法に基づく認定にも拡大されるのかどうか、お答えいただけますか。
制度の発足以来今日まで救済対象地域として指定してまいりましたのは、大気汚染関係で川崎市の一部、そのほかの二地域、水質汚濁関係では神通川の下流の地域外二地域、合計の六地域であります。
今回の政府提案による救済対象地域は、熊本、新潟、富山、四日市、京浜及び阪神となっているようでありますが、現実に公害にかかる健康上の被害を受けているのは、この他にも大気汚染については千葉県市原、名古屋南部、北九州などの地域があり、水質汚濁、煙害についてみると、長崎県対馬や群馬県安中においてはすでにイタイイタイ病の第一期、第二期、第三期、第四期の症状の発生が学者、医師によって指摘されているのであります。