1948-03-18 第2回国会 参議院 予算委員会 第8号
若しか今後官僚が政黨化して、政黨色を帶びて、或る政黨の政策のためならば財源を見付けるけれども、それと反對の政黨のためには財源は見付けないというように若しかなつて來たならば、これは行政の立法に對する干渉になると思うのです。そういうことを許しておつたならば、國會の權威というものはこれは非常に傷付けられると思うのです。
若しか今後官僚が政黨化して、政黨色を帶びて、或る政黨の政策のためならば財源を見付けるけれども、それと反對の政黨のためには財源は見付けないというように若しかなつて來たならば、これは行政の立法に對する干渉になると思うのです。そういうことを許しておつたならば、國會の權威というものはこれは非常に傷付けられると思うのです。
むしろこれは昔の源平藤橘的な考えあるいはもつと近いことで言えば、三井、三菱閥の政黨化のごとき觀がしたのであります。幸いに最近は無産政黨の擡頭がありましたので、今後の政黨のあり方はどうあるべきかということもお聽かせ願えれば、われわれ政黨法を立案するについての參考になると思います。