2004-02-09 第159回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
ですが、現在のような状況で中国がますます経済発展をし、できればこれが政治的多元化を遂げていくと、超長期的には民主化もするというような中国と日本と民主主義の下の韓国が良好な関係を作るというのはアメリカにとってもいいことであって、これについて私は反対だというアメリカ人の人はごく少ない例外を除いて余り知りません。
ですが、現在のような状況で中国がますます経済発展をし、できればこれが政治的多元化を遂げていくと、超長期的には民主化もするというような中国と日本と民主主義の下の韓国が良好な関係を作るというのはアメリカにとってもいいことであって、これについて私は反対だというアメリカ人の人はごく少ない例外を除いて余り知りません。
最近の東欧諸国における政治的多元化や民主化の動きなどにより、東西関係は政治的に大きく変化しております。特に東西ベルリンを分ける壁が実質的に消滅したことは、第二次世界大戦後の冷戦の中核を形成してきた東西ヨーロッパの対立、東西両ドイツの分割という現状に変化をもたらす可能性のあるものとして、欧州、さらには世界の情勢に大きな影響を及ぼし得るものと考えております。
御承知のとおり、最近、東欧諸国におきましては、ハンガリー、東独、ブルガリアにおける指導者の交代、さらにポーランドの非共産党主導内閣の成立、いわゆるベルリンの壁の崩壊など、政治的多元化さらに民主化の動きが急速に進展をいたしております。