2008-12-12 第170回国会 衆議院 本会議 第15号
カルザイ大統領はタリバンとの政治的和解を呼びかけ、交渉が始まっています。国連だけでなく、軍隊を派遣する国々からも、政治解決を求める声が上がっています。アメリカ政府自身が、タリバンとの対話を検討するなど、大幅な戦略の見直しを迫られているのであります。 ところが、日本政府だけは、治安・テロ対策と人道復興支援は車の両輪などと、一年前と全く変わらない答弁を繰り返しているのであります。
カルザイ大統領はタリバンとの政治的和解を呼びかけ、交渉が始まっています。国連だけでなく、軍隊を派遣する国々からも、政治解決を求める声が上がっています。アメリカ政府自身が、タリバンとの対話を検討するなど、大幅な戦略の見直しを迫られているのであります。 ところが、日本政府だけは、治安・テロ対策と人道復興支援は車の両輪などと、一年前と全く変わらない答弁を繰り返しているのであります。
アフガニスタンのカルザイ大統領はタリバンとの政治的和解を呼びかけ、交渉が始まっています。アメリカ政府自身が報復戦争の行き詰まりの中でタリバンとの対話を検討するという大幅な戦略の見直しを迫られているのです。 ところが日本政府は、治安・テロ対策と人道復興支援は車の両輪などと一年前と全く変わらない答弁を繰り返し、あくまで派兵を継続するというのであります。
アフガニスタンのカルザイ大統領はタリバンとの政治的和解を呼びかけ、交渉が始まっています。イギリス軍の現地司令官が、軍事的な勝利は不可能として、政治的解決を求め、当のアメリカでさえ戦略の大幅な見直しを余儀なくされているのです。国連の現地特別代表は、今必要なのは軍の増派ではなく政治の増派だと強調しています。
だから今、アフガニスタンのカルザイ大統領がタリバンとの政治的和解を呼びかけ、交渉が開始されています。イギリス軍の現地司令官が軍事的な勝利は不可能として政治的解決を求め、国連の現地特別代表も、今必要なのは軍の増派ではなく政治の増派だと強調しているのです。 政府は、各国が軍を増派するときに日本だけ撤退する選択肢はないと言いますが、こうした国際社会の変化を全く見誤ったものと言わなければなりません。
今までもテロ対策と復興支援は車の両輪と言ってきたわけですが、先週の質問の中で、麻生首相は、アフガンの政治的和解に向けた動きについて、感じが出てきたことには基本的に歓迎したい、このように述べました。
それで、一年前、アフガニスタンのカルザイ大統領自身が空爆の中止を求め、テロリストではないタリバンとの政治的和解を模索し始めました。私たちは当時この委員会で、こういう和解の動きを後押しする外交、こういう努力に切りかえるべきである、アメリカの報復戦争支援はやめるべきだ、このように主張いたしました。その後、そうした政治的和解の動きは一層強まっていると思います。
先ほどタリバンとの政治的和解というふうなことも進んでいるんだというお話があったんですが、私も先日の質問でも紹介したんですが、九月には国連で潘基文事務総長とカルザイ大統領が共同で記者会見しながら、平和と和解のプロセスということが進み始めているんだというふうに言われました。それも、大統領の言われているのも、なかなかタリバンというのは一色じゃないんだと。
また、十七日、バグダッドを訪問したライス米国務長官は、マリキ首相との会談で政治的和解の必要性を指摘しました。しかし、十八日には、再びバグダッドの市場で爆弾テロが発生し、少なくとも五十六人が死亡する事件が起きています。 イラク情勢打開のためには、治安対策のみならず、イラク政府による自発的な国民融和促進のための政治的努力も重要です。
しかし、アジア諸国とその国民に対して、歴史的清算と真の政治的和解が不十分なままであることに思いをいたすとき、法制化は余りにも拙速と言わざるを得ないのであります。 第三は、果たして日の丸・君が代の法制化が国民世論として定着しているのかという問題であります。
しかし、皆さん、アジアの諸国とその国民に対して歴史的な清算を行い、真の政治的和解をなさなければならないと思いますが、これができておりません。しかも、これは不十分そのものであると思います。 第三は、果たして日の丸・君が代が国民に定着しているのかという問題でありますが、政府は、長年の慣行により定着していると言うのみで、何らその根拠を示していないのであります。
次に、平和・軍縮のための協力でありますが、国際の平和と安全の維持及び開発分野における取り組みの強化、特に地域紛争の平和的解決の重要性にかんがみ、紛争の予防、政治的和解、停戦等に参画し、この分野での国連、地域機関等の活動に対する協力を行い、また北方領土問題の解決に向けた取り組み等のため総額九十三億円を計上しております。
次に、平和・軍縮のための協力でありますが、国際の平和と安全の維持及び開発分野における取り組みの強化、特に地域紛争の平和的解決の重要性にかんがみ、紛争の予防、政治的和解、停戦等に参画し、この分野での国連、地域機関等の活動に対する協力を行い、また北方領土問題の解決に向けた取り組み等のため、総額九十三億円を計上しております。
次に、平和・軍縮のための協力でありますが、国際の平和と安全の維持及び開発分野におけ令取り組みの強化、特に地域紛争の平和的解決の重要性にかんがみ、紛争の予防、政治的和解、停戦等に参画し、この分野での国連、地域機関等の活動に対する協力を行い、また北方領土問題の解決に向けた取り組み等のため、総額九十二億円を計上しております。
私は、この問題の解決のためには、紛争の予防、政治的和解、停戦・選挙監視、人道援助、復興開発援助などあらゆる側面からの包括的取り組みが重要であると考えます。我が国は憲法が禁ずる武力の行使を行わないことはもとよりでありますが、個々の状況に照らし、我が国が最も適切に貢献できる形で紛争解決に積極的に取り組んでいく所存であります。
私は、この問題の解決のためには、紛争の予防、政治的和解、停戦・選挙監視、人道援助、復興開発援助など、あらゆる側面からの包括的取り組みが重要であると考えます。我が国は、憲法が禁ずる武力の行使を行わないことはもとよりでありますが、個々の状況に照らし、我が国が最も適切に貢献できる形で紛争解決に積極的に取り組んでいく所存であります。