1950-07-26 第8回国会 衆議院 外務委員会 第4号
○北澤委員 私の申し上げたいのは、專任外相設置に関する民主党の気持もわかりますが、こういう現在のような重大場面においては、さらに百尺竿頭一歩を進めて、国内の政治休戰まで持つて行くべきではないかという意見を申し上げたのでありますが、多少ピントがはずれておるとおつしやれば、むろんそういうことにもなりますが、現在の重大な場面においては、專任外相設置などという問題は小さな問題で、もつと大きな日本の国の安全をどうするかという
○北澤委員 私の申し上げたいのは、專任外相設置に関する民主党の気持もわかりますが、こういう現在のような重大場面においては、さらに百尺竿頭一歩を進めて、国内の政治休戰まで持つて行くべきではないかという意見を申し上げたのでありますが、多少ピントがはずれておるとおつしやれば、むろんそういうことにもなりますが、現在の重大な場面においては、專任外相設置などという問題は小さな問題で、もつと大きな日本の国の安全をどうするかという
これは何も保守陣営に参加するという意味よりは、むしろこの際政治休戰をなして政界を安定せしめ、再建の業を容易ならしめんとする從來の我が党の態度を堅持し参つたのに過ぎないのであります。即ち敗戰後の今日におきましては、殊に軍事占領下にある現在におきましては、各党各派の対立を尖鋭化せしめることなく、一致協力して再建に邁進すべきであるという理念に基いておるのであります。
われわれが、政治休戰、挙國連立の中道政治をもつて正しい救國政治のあり方とするゆえんも、実にここにあるのであります。 しかるに、保守單独政権を固執している吉田首相は、一階級の立場にのみ偏し、階級鬪争を激化し、しかも政権獲得のためには、あつかましいほど國民へのこびを賣り、すでに今まで同僚議員が痛撃した公約の破棄を、あえて平然といたしておるのであります。
質問の第二は、中道を歩む政治を行うと言つておるが、よろしく國内においては政治休戰を行つて國力を結集する必要があると思うが、政党の合同を実行するのかどうかというお尋ねでありました。本田君の発表された御趣意は、われわれもまさにその通りに考えております。
又芦田君は、盛んに政治休戰を唱えておられるが、この意味が如何なる意味であるか分りませんが、とにもかくにも我々は現在の難局を打開するということについては、お互の意見を忌憚なく発表し、お互に意見を討わし合うということを、最も必要に感じておる次第であります。ただお言葉の中に、抽象的ではありまするけれども、中道を歩む政治、又平和、自由、正義を基調とする政治を行うということについては、全然同感であります。
(拍手)れゆえにわれわれは、機会あるごとに各党各派の政治休戰を唱え、同胞相携えて危機突破に邁進すべきことを強く主張してきたのでありまして、片山内閣成立の当時、自由党を含む四党政策協定を結び、互譲の精神をもつて政治の円満なる運用に努めたのも、そのためであります。
從つて我々は機会ある毎に各党各派の政治休戰を唱え、同胞相携えて危機突破に邁進すべきことを強く主張して來たのでありまして、片山内閣成立当時、自由党を含む四党政策協定を結んで、互助の精神を以て政治の円満なる運用に努めたのも、そのためであります。
國民一体となり、挙國一致の強い力を出して、しばらくは政治休戰をいたしましても、この民族難局を打開しなければならぬものであるということを考えたのであります。(拍手)しかし一應の危機を突破いたしまして、順調なるルートに乘り、軌道に乘ることができましたるときにおいては、政党政治の建前によりまして、議会政治の上において、十分主義主張を論戰する二大政党対立は、望ましいことであると考えておる次第であります。