1947-11-21 第1回国会 衆議院 通信委員会 第22号
しかしながら、事務的にまたこれは同時に政治的な意味があるであろうと思いますが、問題になりましたのは、郵便貯金から生ずる利子に對する所得税の課税ということが一番問題になつたのであります。現在の大藏省の課税の方針は、銀行預金についてはその利子に對して所得税をみんな課しておりますが、郵便貯金は所得税を課さない建前をとつております。
しかしながら、事務的にまたこれは同時に政治的な意味があるであろうと思いますが、問題になりましたのは、郵便貯金から生ずる利子に對する所得税の課税ということが一番問題になつたのであります。現在の大藏省の課税の方針は、銀行預金についてはその利子に對して所得税をみんな課しておりますが、郵便貯金は所得税を課さない建前をとつております。
今回の終戰処理費は日本の政治を民主化し、眞に新らしき民主國家を建設するための重要な費目に属するものでありまするから、かような費目については敗戰國民たる日本の一人々々の国民がよく納得するようにその費目を明らかにし、敗戰の冷嚴なる事実を國民に示すべきだと考えます。
即ち一私立会社たる銀行において、何等政治的な監督を受けないのに拘わらず、他日國民が租税を以て賠償しなければならんような巨額な金が自由に流れ出ておるということは、國家の制度としては恐るべきことであるというのが私の考であります。
そのためには、食糧問題であれ程政府が努力され、石炭問題について、國家の殆んど総力を挙げて開発に当られた、ああいうような熱意を現在首相みずからがお持ちになつて、もう少し強力なる綜合的な政治力を発揮し得るような機関を持つて、光と、熱と、動力のこの三つのエネルギー源確保の問題を取扱う機関を作り、そうしてここで処理するような方法をお取りになる御用意はないかということをお聽き申上げた次第であります。
二月、三月のやつを早く渡してやれば各家庭においてストツクするというのでありますが、冬になる大騒ぎをする、こういうことが官僚政治の惡いところじやないかとこう考えるのです。こういうようなのは一年計画で、私達農村委員会におきましても今度農地調整法なんというものができて年間のことをやつておる。
從つてそれをもう一度飛躍して、大きく政府として綜合された政治力の発動をなし得るような所までおやりになる意思はないかどうかということをお伺いしたのでありまして、今安定本部の長官のお答えの程度のことならば、我々はもうすでに十分承知をし、且つそれを非常に不満に思つておることでありますので、それだけ附加えて置きます。
京都帝國大学総長鳥養利三郎君、大阪帝國大学総長今村荒男君、名古屋帝國大学附属館長杉田直樹君、東北帝国大学総長佐武安太郎君、北海道帝國大学総長伊藤誠哉君、慶應義塾大学総長潮田江次君、同図書館長野村兼太郎君、早稲田大学総長島田孝一君、同志社総長湯淺八郎君、日本大学総長異文柄君、関西大学々長岩崎卯一君、東京都立日比谷図書館長中田邦造君、京都府立図書館長西村精一君、大阪府立図書館長猪股英夫君、奈良縣天理図書館長富永牧太君、政治経済研究所
そのためには、一般図書の外に官公廳の刊行物、或いは統計、外交文書、或いは國会議事録、外國の國会の議事録、その外のあらゆる資料及び地方自治体乃至地方の政治経済の資料というようなものを、できるだけ充実し、且つそういうものが民間及び官公廳方面の各團体から絶えず自働的にここに集まるような態勢を、一刻も早く整えて欲しい。
そもそも我が民法は、我が國におきまして古來家族や婚姻を非常に重要視して参り、今後と雖も、民主主義的政治社会の下におきましても、家庭や夫婦関係の眞の使命を大いに発揚しなければならんと考えられますのに拘わらず、離婚に関しまする限り、日本人が、個人主義、自由主義の本場と認められておりますような欧米諸文明國におきましても殆んどその類例を見ない程度の、簡易且つ自由な離婚制度を採用して参つたのであります。
我が國の家族制度は、我が國専制政治の社会的基盤を成しておりました家族制度に見られまするところの過当なる戸主権、男子専制の風習、長子の相続権うこれらの下に、か弱き母、妻、並びに幼き弟たちの苦難の有様は、幾多の社会的悲劇の根源になつておりました。勿論この淳風美俗の中には若干の麗わしき傳統もございました。
過剰に不平等に運用されるという点を衝きましたのが一点と、憲法第十四條に「すべて国民は、法の下に平等であつて人種、信條性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」と明記されておりまするが、この民法の第九百條には、「嫡出でない直系卑属の相続分は、嫡出である直系卑属の相続分の二分の一とし、」という明確な差別が附けてあるのであります。
なお警察管區の問題でありますが、先般來申し上げておりますように、ただいまのところ、さような別表にありますように、諸種の條件と申しますか、あるいは機械、設備、資材の點であるとか、あるいは現在の他の行政官廳との問題であるとか、あるいはその地方におきまする經濟的、政治的な結合というような諸種の點を勘案いたしまして、かような管區竝びにその本部の所在地を定めましたような次第であります。
今次の法案は、すでに御説明を申し上げたことと存じますが、一つは新しい憲法のもとにおきまして、地方自治の基盤であるところの市町村の基礎を確立いたしまして、もつてわが國民主制度の確立を期するための政治的要請という、非常に大きな目的を達成しようとしておるのであります。
○鈴木説明員 公安委員の資格と申しますか、公安委員たる人の性格につきましては、この法案を通覽していただくとわかりますように、その間に政治上の爭いとか、政治的な色彩を濃厚ににもつということを避けたい、警察をしてそういう圏外に立たしめて中正な道を歩かしめたい、というのがこの委員の前提の適格條項などに盛られている趣旨であります。
さような場合は新刑法によりまして、判決の言渡しなかりしことになつた者はこの場合に入らないのか、という点が一点と、それから禁錮以上ということになりますると、御承知の通り禁錮は政治犯に重く処罰されておるものでありまするが、この政治犯に処罰されておるものといたしますれば、従来労働運動とかいろいろなものに携つて、不当な弾圧によつてその政治犯の結果処罰された者も含まれることになる。
○羽生三七君 そうすると、終戦後恩赦その他によつて政治犯の大部分は実質上刑が消滅しておると解釈してよろしうございますか。
○説明員(上原誠一郎君) これは國家公務委員法から大体持つて来た規定でございまして、その精神に則つておりますが、この政治犯につきましては、終戰後の恩赦等によりまして大体消えておると思います。今度新らしい刑法の改正によりまして、一定の期間が経過すると刑が消滅することになつております。勿論その人々には適用がないわけでございます。
それから山口判事の死を招來するような配給機構の不完備、物資を十分に配給することかできない經濟體制を招來いたしておりますことは、確かに政治の貧困でありまして、私どもの責任であり、深く恐縮に存じ、恥じ入る次第であります。
村專門調査員 要旨は最高裁判所の裁判官を任命するにあたつては、國民の公僕として奉仕するの信念のもとに從來の慣例や序列にとらわれることなく、情實を排し厳正に選出すべきであつて、その對象としては、單に法律の素養や經驗のみを重要視することなく、特權意識をもたない人格高邁の士で、しかも國民の要請である民主化の實現に熱意と實踐力のある人材を廣く全國から、求めるべきであつて、それがためには、一部のためにするような政治的策動
ただ運営の政治的折衝とか何とかいうことが、こつちでないということなんです。併し閣議等において國家の財政という大きな面からは、逓信大臣は大いに発言権を持つておるといいましようか。それは種々やつておる筈であります。
本請願の趣旨とするところは、只今申上げました標題の通り、岐阜縣の關町に簡易裁判所竝びに區檢察廰を設置されたいということでありまして、その理由といたしましては、關町は岐阜縣中南部地方における最大の都市でありまして、縣下において大垣に次ぐ一大工業都市でもありますし、近く市制實施のため目下はその準備に努力しておる次第であつて、更にこれを政治、經濟、産業、交通、通信、文化等の分野から見ましても中樞的な要地ということになつておるのであります
そんなようなものに何の税金もかけず、何倍という金で賣拂つて、そうして何億というようなものを各人がもつておるというのは、すでに言ひ古された事柄であり、ああまたやみ屋かというのでありますが、これは、世論政治というのは、民主議會において最も尊重されなければならないし、そこに最も議員諸公の勘考すべきところがあるのじやないかと思うのであります。
自由黨が財産税を創設して、また社會黨内閣が同じような——同じようなではない、家屋の賃貸面において同じようなものを考えた、こういうことが言われるのでありますが、私は政治のことはよくわかりませんが、政治がつまり社會黨なら社會黨が考えたものならば、われわれ國民の代表としての黨がわれわれの政治を考えてくれるということになるのですが、そうではなくて、何かしら大藏省の官僚が急に財源に困つて、ふつと一時的に思い付
よつてこれはぜひとも阻止しなければならぬと同時に、日本はもうこういう政治をしておつては、國民も生きていかれない。國家も壞滅するのでありますから、今日を機會に百八十度の囘轉をして、英、米、拂における財政方針のごとくに、この厖大なる財政を大削減いたしまして、私の計畫によりますると、歳出を約百分の一に減らす。税金も十分の一に減らす。
○國務大臣(片山哲君) 戰後における國家を文化的に再建して、國内政治は勿論のこと、國民生活の文化水準を向上し、且又國際信用を一日も早く囘復して行かなければならないこと、こういう點においては、政府といたしましても極力その促進を考えておるのであります。
げましたように、日本の零細的な土地にみんなのものがしがみついて、いろいろの爭いを生じておることは、あたかも支那における千五百年前、あの均田法によりまして、いろいろ均田收授の方法が行われたのでありますが、ああいつた支那における千五百年前の事跡、また千三百年前の日本の大化の革新等におけるところの、あの農地改革が失敗したということは、あの當時における農民の一つの自覺が伴わなかつたということと、また經濟力、政治方面
なお小委員長から御報告の今後の決算の審査に對する根本的な方針につきましては、この決算審査と併行して、十分に各方面と法律的にも、政治的にも、檢討を續けてまいつて、できるだけ早い機會にその方針の決定ができますように、委員會全體として進めていきたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
今村忠助君 今囘の講和條約はすでに傳えられるところによると、こちらの側から希望等というものは當然願い出ることは不可能のものであると、一應了承しておるのでありますが、ただ問題によりまして、つまり性質によつて認めてもらうことによつて、むしろ國際間の平和ということに貢献し得るような問題、たとえばこれだけの過剰人口を國内に維持していくということになりますれば、非常な困難が伴いますから、いきおいこれに關連して政治的
○久山政府委員 本人がある政黨に所屬する、つまり政黨員であるかどうかということの認定の方法でありますが、あるいは政黨法というふうなものが成立いたしますれば、そういうことによつて明らかになるかもしれませんが、現在におきましては勅令第百一號によりまして、政黨その他の政治團體の所屬の黨員は、それを届出る義務を課せられておるのでありまして、結局その勅令によりまする届出によりまして、その人が明瞭に政黨の所屬員
○千田正君 私は只今の御説明を承つて、成る程ポツダム宣言の受諾の方向において絶対動かすべからざるところの鉄則があることはよく分りましたが、日本としましては、敗戰後における民主國家としてスタートを切つたために、我々國会議員として特に要望しなければならないことは、大將であろうと、一兵卒であろうと日本人としての立場ということを考えて、個人というものの生活の保障を対象として考えなければ、民主主義政治というものの
その理由は當時の事業は自由主義經濟のときであつて、北方では早くさんまがとれるために、東京の初さんまと言つて非常に高い値段で賣れておるのが、北方で先にとられると困るというところから、政治的な運動が效を奏して、二十日にされたということを當時承つたことがあります。
いわゆる電氣を考えない入場税の増額、われわれ今日まで商工省あるいは大藏省の横の面に十分連絡のない日本政府に對しましては憤懣のきわみでありますが、これが事實今日まで行われた政治の面でありまして、われわれはかくのごとき税金の根源である業界になぜ電氣が送られないのであるかと申しますと、もちろん第一番に考えなければならぬ點は、文化の水準文化國家と言いながら、映畫が待合、料理屋、かつての女郎屋と同じように丙種
だからほんとうに政治を國民のためにするならば、たとえば特別工作隊とか、工作突撃隊のようなものをわれわれがつくつて、そういう箇所に專門家勞働者を派遣し、一日も早くこういうものを直して、國民が一番惱み抜いておる電力の解決をすることによつて、あるいは事業場の生産の増強に役立つような方法にもなるものであります。
何をおいてもまず日本の經濟を安定させることがあらゆる經濟政策、財政政策はもちろんのこと、すべての政治の根本であると思うのであります。何がゆえに今日のような——インフレーシヨンは進行する、物價は勝貴する、經濟界は安定しない、こういう情勢がなぜ改善されないのであろうかという根本を考えますれば、これは結局國民の時局に對する認識が足りないということじやないかと考えます。
なお精神運動なり國民運動のことでありますが、これを切り離して考えないで、政治的民主化の運動と、經濟的民主化徹底の運動を起して産業の發展をはかり、物資を豐富にし、物價を引下げる運動が、國民全體の中に行き渡るという運動を、政府としては非常に期待いたしているのであります。
これはいろいろの理由があろう、また政治的な理由も考えられるのでありますが、しかしながら今後の豫算審議にあたりましては、十分の資料をお出し願いたいということを切にこれは希望を申し上げるのであります。 第二に、この追加豫算がどうも豫算とともに國民經濟の總合的循環過程から考えられ、また編成されたものでないというように私は考えるのであります。
○片山國務大臣 今までは政治的な民主化問題という問題が非常にたくさん出てきましたので、その問題に相當力を入れたのであります。