1952-07-07 第13回国会 参議院 本会議 第64号
すでに早くより解散近しの声に扇動せられまして右往左往する與党勢力保持のために、かかる遺言状が一議員一枚ずつ特別の法律として出されようとした気がまえが、会期四回の延長となり、政府與党内部の対立抗争の余波をこうむらせ、遂に参議院をして混乱に陥れたのであります。
すでに早くより解散近しの声に扇動せられまして右往左往する與党勢力保持のために、かかる遺言状が一議員一枚ずつ特別の法律として出されようとした気がまえが、会期四回の延長となり、政府與党内部の対立抗争の余波をこうむらせ、遂に参議院をして混乱に陥れたのであります。
(拍手)国民の中には、今回の政府、與党内のごたごたは、大水産業者をバツクとした水産委員と政府との間り鋭い意見の対立からであるともいわれておりますが、もしこれが事実であるとするならば、この迷惑をかけられるものは国民であります。このような重大な問題に対しては、自己の利益を捨てて、何が国民のためになるかを十分に審議した上で、政府と與党との間に一致点を見出した上、国会においての審議をなすべきであります。
それは先ず第一点として伺いたい点は産業教育法が制定される場合に、地方財政との関係でいろいろ問題が論議されたわけでございますが、当時まあ提案者であつた当時の衆議院文部委員長長野議員も予算化については、政府與党内でも大体了解がついている、地方財政を圧迫しないように特に六三義務制にしわ寄せしないように十分努力するという誓約があつて、條文にはなつていませんけれども、そういう紳士協定の下にあの産業教育法は通過
政府與党内においても、これはすでに認めざるを得なくなつておる。第二は人民の税負担は、すでに頂点に達しておること、これももうここで詳しく申し上げる必要ないと思う。 その次には、産業の再建には、この予算というものはほとんど役立つていない。反対にむしろ産業再建を妨害し、またインフレを促進させていく、こういう性格をもつた予算である。