1948-04-05 第2回国会 衆議院 本会議 第39号
(正誤四十七号) 國会は國権の最高機関であつて、しかも政党政治がようやく爛熟せんとする今日、なお国会議員の間に目下猛烈なる休会次官獲得運動が行われている醜態は、すでに新聞紙上によつてわれらは察知するにかたくないのであります。議員の官職に対する熱望がしかく熾烈であることは、愚昧救うべからざるものであるが、今さらこんなものを出さんとすることそれ自身から紛々たる悪臭が放たれるゆえんである。
(正誤四十七号) 國会は國権の最高機関であつて、しかも政党政治がようやく爛熟せんとする今日、なお国会議員の間に目下猛烈なる休会次官獲得運動が行われている醜態は、すでに新聞紙上によつてわれらは察知するにかたくないのであります。議員の官職に対する熱望がしかく熾烈であることは、愚昧救うべからざるものであるが、今さらこんなものを出さんとすることそれ自身から紛々たる悪臭が放たれるゆえんである。
併しイギリス、フランスその他のヨーロツパの議會政治と申しますか、或いは政党内閣政治を採用しておる國においては、やはり議員が政府の要職を占めるのでありますから、平素より行政事務に通じておる閣僚を養成する意味においても、これを必要といたしておることは皆さんの御承知の通りであります。即ち第一の理由は、我が國においても、憲法の定めるところによつて閣僚の大多數は議員である。
しかしわが日本國会におきましても、この問題につき、あよゆる政党政治を起越して、議員の全員が、この問題にあたり、引揚が本年一ぱいに完了せんことを切望している状況であります。
なおこの構成その他については、十分政党方面で政治的にお考えくださいまして、それによりまして、あるいは政府側の提案が適当であるのかどうかも問題であると思うのでありますが、ここに書きましたような意味のものが、何らかの形で早急に発足していただくことを適当と考えているわけであります。
○松井委員 大藏大臣にお伺いいたしますが、時間がないので、私も残念ですが、本問題に対しては、私一人でなく、被害地代表の多数の方は、政党政派、超越をして、この復旧工事費の予算決定に対する努力をいたしておつた。概要の予算は、どうしても二十二年度中に五十億なければできぬということは承知しておつたわけであります。
それからもう一点は、あなたの御説によると、二名置くことが必要だと言えば、將來において三名置くか、四名置くかわからぬということになり、將來各政党がそれぞれ自分の都合や、あるいは組閣の都合によつて、このあり方を非常に惡い過程に追い込むおそれが多分にあると思う。こういうようなことを非常に心配するのですが、この二点についてお答えを願つておきたい。
○芦田國務大臣 共産思想、あるいは共産主義政党が、わが國内において合法的に活動を認められていることは御承知の通りであります。私どもの考え方からいえば、イデオロギーの衝突は力によつて解決のできる問題ではないと思うのであります。イデオロギーの戰いはイデオロギーの論爭によつてのみ解決せらるべきものであるが、力によつてイデオロギーの爭いを解決することは、國際的にも國内的にも所詮不可能な問題である。
そうしてこれは一つの参考の意見として聽いて、あとは政党間の話合によつて決定する。その懇談会というのは政治的な一つの決定をする権限を持つていない。そういうように解釈してよろしいのでしようか。
○左藤義詮君 民主政治、その実現としての政党政治という点から申しまして、政党の役員会、代議士会において決議したことを、その出身の閣僚が全然御承知がないということは甚だ腑に落ちないことでございまするが、委員会から委員会へお忙しくはございましようけれども、党から浮いてしまつて、政党から離れてしまつた大藏大臣じやないと思うのでありまして、その点一つ若し御承知がないのでありましたならば、これから連絡をお取りになつて
○苫米地(英)委員 大藏大臣存じなければ、御存じないことを答弁していただくことは困難でありますから、これは今御答弁を求めようとはいたしませんが、三派協定である以上は、おのおのの政党の中において、政党が同じ決議をしておるのでなければならない。しかるにこの問題は、最初から民主党の方においては、大藏大臣が初めに答弁せられた通り決議されておるやに承つておる。
首相に対し、われら日本自由党は、この際感情や名利を捨て、救國の大義に徹せよとの意図のもとに、政党の大同團結を切望している次第でありまするが、首相のこの点に対する御所見いかがでございましよう。 第三には、米國ドレーパー陸軍次官は、日本の自力をもつて起ち上らなければならぬということをわれわれに教えられているのであります。まことに示唆に富む言葉とわれわれは了解しているのであります。
質問の第二は、中道を歩む政治を行うと言つておるが、よろしく國内においては政治休戰を行つて國力を結集する必要があると思うが、政党の合同を実行するのかどうかというお尋ねでありました。本田君の発表された御趣意は、われわれもまさにその通りに考えております。
そうしてこの問題は、どの政党も、また国民のすべてが同様に考えておる問題であるにもかかわりませず、今日白衣をまとつた戰爭犠牲者が街頭に叫んでおるあの痛ましい姿をながめては、國民が公共に奉仕する崇高なる精神を失い、道義地に落ちるのもむりからぬことと考えます。 六・三制の予算編成の問題を見ましても、同様なことが申せるのじやなかろうかと思います。
そのために私もあとからまいつてこの演説をもみ消すために、大わらわになつたような次第でありますが、さような政党的な動きによつて、増加所得税の減税が今年にはいつて行われたことがあつたのであります。これは具体的実例をたくさんもつております。
それから一部の政党の不納同盟等がありますことは、御指摘の通りでございまして、今私ども全國の第一線におきましては、その運動に対して非常な苦心をいたしておりますことも御存じの通りでございます。私どもといたしましては、そういう際においては、やはり税務官吏というものは、税法に從つて税を納める者のお世話をするんだ。
御承知の通り、我が國政界の現状においては、主義政策を同じうする一つの政党が議会の多数を制することができないのでありますから、その政党が單独内閣を作るというよりも、むしろ勢い連立内閣で政府を組織する外に行く道はないわけであります。(拍手)そういう場合に、どういう主義政策を持つた新らして政府ができ上るか。無論政党によつては、共産主義でなくては國が救えないという行き方もありましよう。
殊に総理は発言して、政府が特に注意を傾けんとする点は、現在の環境においてわが内政の処理をなすにも、まずもつて世界的関連においてなすべきであると強調しておるのであるが、追放によつて極右的政党や極右的國体のない今日、國内で行われておる民主主義破壞の活動に対しまして、いかなる態度をもつて臨まんとせられておるのであるか、この決意をばこの際明らかにしていただきたいのであります。
さらにまた閣内闘爭のことについてお触れになりましたが、御承知の通り、連立内閣はそれぞれ、総理が述べられたる通り、性格の違つた政党の主張が協定されて成立したものであります。從つて連立内閣の限界は、協定の成立した政策の実行の限界に止まるものであることは言うまでもないことであります。
それによつて某政党は瓦解するのだというようなことを政府の長官が言つておる。これらのごときは、まつたくひどい話であります。しかして名誉毀損は、だれをつかまえて名誉毀損になるかわかりません。私はこれほど社会的な大きな問題はないと思います。それでも取締る意思はありませんか。
○森(三)委員 各政党にはいろいろ機関もあるし、それをごつちやにしたような顧問というのは、ボス政治を発達させるようなことになるのでよくないと思う。
政治家が政治信念を変えるということは、政党堕落の原因を作り、議会政治に悪影響を與え、延いては國民の政治に対する信頼を失わせるものであります。政治信念こそ行動を以て國民に示すべき政治家の責務であると私は思うのであります。重ねて首相の答弁をお願いし、國民の疑惑を一掃せられたいのであります。 質問の第二は、労働問題であります。只今労働問題の悪化は、国民各層の重大関心の中に立つておるのであります。
その見地に立ちまするときに、民主党の首班であります芦田首相は、今回の施政方針演説において、最高目標として、中道の途を歩み、且つ社会連帯、國民協同の理念というような問題をお話になつておりまするが、皆さんの御承知の通りに一面には保守の大同團結が唱えられ、一面には社会主義的な政党との間におきまして修正資本主義を唱えられましたる民主党首班は、果してこの修正資本主義の理念を如何に考えておられまするか。
しかもなお空想的の社会主義を唱える者がなかつたということは、日本で社会主義の唯一の政党でありまする日本社会党が、現に農地を耕作農民に解放するとか、第三次農地制度を改革するというような方針に向つてまいつたということだけを見てまいりましても、昔の社会主義ではない。そこに社会主義の大修正があるのであります。 資本主義にいたしましても、そうであります。
若干の主張に相違はあろうとも、この國家の重大時局に協力することこそ日本現下の政党のなすべき立場なりと信じて、あえてこの難局政権に協力いたした次第であります。(拍手)わが党こそ、立党以來中道の政治を主張し、この制約きわめて多きわが國情において、その再建をはかるためには、日本古來より変らざる傳統をもつ協同主義によるべきことを確信をいたしておる次第であります。
○大池事務総長 この前は常任委員会の方のでこぼこ調整というお話のみ出ておりまして、特別委員会はこの表の下にありますように、政党法及び選挙法特別委員会、水害対策特別委員会、海外同胞引揚特別委員会、不当財産取引調査特別委員会、今この四つあるわけであります。その方の委員は現行のままですと、下に出ております括弧の数字になります。もしこの際同じような比率に直しますと、上の数字になります。
○淺沼委員長 そうすると政党及び選挙法の関係は、國民協同党に現状維持になつていただいて共産党にまわす。それから水害対策の方は、無所属のものを共産党にまわす。それから不当財産取引関係では、抽籤の結果社會党が七になる。それで各党大体整理はできておるでしようか、今日までという話だつたのですが、いつまでにやりましようか。
これを親しく政治の上に移すと共に、内閣諸公自身、或いはその背景たる政党自身、身を以てこれを実践して行くことでなければならんのであります。民主党の総裁である芦田さんがこの度総理大臣をお引受けになりました顛末につきましては、我々は言うべき多くの考えを持つておるのでありまするが、すでにお引受けになつた今日、この点には触れますまい。
この内閣の成立は盥廻しの形に見えるという御意見でありましたが、申すまでもなく内閣総理大臣の任命は、憲法の條章によつて國会の多数の指名を受けた者が組閣をすることが当然の結果でありまして、私が組閣をいたしましたのは一に國会多数の意思に基いて行なつたのでありまして、政党的な工作とか、或いは自分自身の盥廻しの運動とかいうことが私をして組閣せしめたものでないことは、深く信じておるのでありまして、この点においては