俗に放送大学と言われていますが、わが国の国公立大学の名称は、その地方名か、あるいは医科、農業、工業、芸術というごとく、教育、研究の目的を冠していることからすれば、放送大学はあたかも放送学の学問、研究の大学のごとき名称でもあり、仮に大学の名称が公開大学となるとすれば、当然、学園の名称も、放送大学学園ではなく、公開大学学園となるのが常識であり、したがって、本法案の名称も変更すべきものでありましょう。
そうして、さらに広くは放送というものが、こういう勉強する人にどのような訴え方をするのであろうかという問題、あるいは放送による情報伝達はどういう意味を持っているんだろうかというような放送学的な検討、総合研究もこのセンターに期待されるのではないかというふうに思うわけであります。 あるいはまた、放送制度面からもいろいろな問題があることは御案内のとおりであります。
ことに学校放送等において、現状でも、最近NHKは「放送学序説」というのを公表いたしましたが、この研究でも明らかなように、低学年までは放送の利用が直接的でございますが、高校から大学にまいりますと、いわゆる教師と放送との関係がまだ調整されておりません。
内容といたしましては、全体として縮小をしたというわけではございませんが、たとえば全国の方言の資料とかあるいは琉球の方言の収録とか、その他放送学の研究関係とか、一部研究の内容に終了したもの等がございまして、全体としては大幅な内容の組みかえを行なっておりますので、すでに研究の終わりまして新しい転換をしたものにつきましては減額というようなことになっておりますので、この番組研究等で約七百万の減額でございます