2011-03-01 第177回国会 衆議院 本会議 第7号
各種試算で厳しい財政見通しをみずから認めているにもかかわらず、放漫予算を続け、消費税引き上げを含む税制抜本改革についてだけは野党と一緒に超党派の協議でやろうとは、虫がよいにもほどがあります。 経済を強くする、経済のパイをふやすという成長の点でも、政府予算は疑義ばかりであります。 内閣府の経済財政の中長期試算、昨年六月時点でのものを見ると、平成二十三年度実質GDP成長率は二%でありました。
各種試算で厳しい財政見通しをみずから認めているにもかかわらず、放漫予算を続け、消費税引き上げを含む税制抜本改革についてだけは野党と一緒に超党派の協議でやろうとは、虫がよいにもほどがあります。 経済を強くする、経済のパイをふやすという成長の点でも、政府予算は疑義ばかりであります。 内閣府の経済財政の中長期試算、昨年六月時点でのものを見ると、平成二十三年度実質GDP成長率は二%でありました。
第二は、財政危機の最大の原因である公共事業の浪費をそのまま継続するなど、相変わらずのばらまき放漫予算となっていることであります。 総額六百三十兆円もの公共投資基本計画と、繰り返されたゼネコン救済の景気対策によって、八〇年代前半に国、地方合わせて年間二十数兆円だった公共事業は、九〇年代には約五十兆円へと急速に拡大しました。
今回の予算は、一般歳出が四十八兆九百十四億円で、前年当初比二・六%増の積極型予算でありますが、その歳入全体の約四割を国債の発行によって賄うという空前の放漫予算であります。しかも、一般歳出の約二割が、景気対策と称する土木を中心とした公共事業ではないですか。総理が喧伝するミレニアムプロジェクト関係の予算は、たったの千二百億円であります。これでは、評価したくても評価のしようがないではないですか。
ですから、好況期になってインフレの心配があるときに、地方自治体も緊縮予算を組まなければならないときには交付金額が非常にふえてきますから、つい放漫予算を組むということになってインフレを激化することになるし、不景気時においては、交付金額が非常に減るわけですから、地方自治体の予算はますます収縮せざるを得ない。
したがって、これは私が言うんじゃなくて、皆さん方を支持している一般の商業新聞というものも、ほとんど一斉に、これは放漫予算である、あるいは刺激型財政である、こういうことをいっております。およそ新聞の中で、これが警戒型である、ほんとうに中立型予算であるといっておるのは、私も一通り新聞には目を通しているつもりですが、一つもない。
政府は景気抑制型、総合予算主義と自賛しておりますが、だれが見ても、依然放漫予算のそしりは免れず、景気刺激型予算であります。国債発行も依然として絶対額は多く、恩給、防衛費は無条件で増大されております。現在のわが国の情勢は、社会資本の充実や、社会福祉の増進に最も力を入れるべきであることは言うまでもありません。
政府は景気抑制型、総合予算主義と自賛しておりますが、だれが見ても、依然放漫予算のそしりはまぬがれず、景気刺激型予算であります。国債発行も依然として絶対額は多く、恩給、防衛費は無条件で増大されております。現在のわが国の情勢は、社会資本の充実や、社会福祉の増進に最も力を入れるべきであることは当然であります。
したがって、この放漫予算をまかなうためには国債発行を財源とせざるを得なくなり、当初、財源不足分をまかなうに足る発行を考えていたところ、財界筋の強い要請によって六千四百億円に圧縮せざるを得なくなったために、突如として間接税増徴の線が浮かび上がってきたものと言われておるのであります。
したがって、景気刺激型の放漫予算で経済の過熱を促進し、ひいては、また深刻な不況の谷間に落ち込むあやまちをおかさんとするのが今回の予算案であります。これが政府予算案に反対する第二の理由であります。 第三の理由は、財政政策の基本を無視した国債の大幅発行についてであります。一昨年来の深刻な不況に直面して、政府は国債発行に踏み切り、昨年度は実質六千七百五十億円の国債を発行いたしております。
いたずらに景気刺激型の放漫予算を組み、経済の過熱を促進し、ひいてはまた深刻な不況を繰り返さんとするあやまちをおかさんとするのが、今回の政府の予算案であります。われわれが政府予算案に反対する第一の理由であります。 第二点は、財政政策の基本を無視した国債の大幅発行についてであります。一昨年の大不況に直面して、政府は国債の発行に踏み切り、昨年度は六千七百五十億円の国債を発行いたしました。
初めから放漫予算だということを知りながら予算を組んでしまって、それを実行段階で天引きすればいいのだ、もしそういうことを考えておられるならば、これはあまりにも無責任で、私はさようなことだとは思っておらないのであります。
しかるに、自民党政府は、このわが党の警告に耳を傾けることなく、無謀な多数を頼んで放漫予算を押し切ってまいったのであります。そして、国の予算の重点を独占資本の設備投資の資金に集中してきたのであります。 その結果、今日の事態はいかがでございましょうか。一方では、日本の経済は、過剰生産恐慌の性格を持った慢性不況に突入し、長期にわたる不況のなべ底に停滞いたしております。
そして経済成長率という空予測数字に見合って膨張されてまいりました放漫予算を引き締め、効率的に資金使用ができますように財政整理を行なうことが必要であります。今回既定経費の節減を行ないましたが、それは施設費、事業費、旅費、庁費などに三%の節減をしたにとどまり、全既定予算に対してはわずかに〇・七%弱の即減にしか過ぎません。
したがいまして、この特別会計はおそらくは予算編成のテクニックとして、端的に申し上げますならば、先ほど来論議の行なわれましたように、国際収支の赤字と消費者物価の値上がりの中で、膨大なる三兆円の放漫予算に対する国民大衆のきびしい批判を巧みに避けるために、国立学校助成費三百三億円を一般会計の中から削って、これを外ワクに出したというのが真相ではないでしょうか。
来年度はこの実情にかんがみ、この成長策のひずみを是二正すべき施策を講じなければならないのにもかかわらず、財政投融資の未曾有の増大を初めとし、何らその具体策がなく、ますます高度経済成長政策の矛盾が拡大されるという危険性をはらむ放漫予算であります。
水田大蔵大臣は、財政演説において、事態楽観を許さず、引き締め政策を堅持すると述べながら、このような放漫予算を組んだのは、ちょうど左手に消火のホースを握りながら右手のうちわで盛んに景気をあおるようなものと言えましょう。もし、この予算、今の政策をもってすれば、片ちんばの経済成長は七%以上に達し、国際収支、過剰生産、物価、所得格差はいよいよ拡大再生産されることは必至であります。
これは新聞等でも大型、積極、総花、放漫予算といわれておりますが、大型予算であるということは間違いないでしょう。国民所得に対する比率が一六・九%、約一七%ですからね。ですから、やはり、かなりこれは景気刺激的な予算であるといわなければならないのではないですか。その点、大蔵大臣どうですか。
参議院選挙のために、参議院選挙対策としてそんなに引き締め政策はとれない、そして放漫予算を組んだ、その反動は下期に来るのではないか、こう思うのでありますが、この点について総理の御所見を最後に伺いまして、私の質問を終わります。
金がないときに金を見つけてきてどうかするというのならむずかしいけれども、金のあるときに放漫予算を作ることはやすい。大蔵大臣はこんな楽なことはない。ただ、やかましく言って来るからうるさいだけの話で、これは自然増収の上にあぐらをかいている予算を作っている。ということは、自然増収というものを信用インフレのいわゆる所産であると私は思う。
○水田国務大臣 今、私どもの考えていますことは、こういう経済情勢に対処するときの予算でございますので、放漫予算は組みませんし、規模のいたずらに大きいということも問題でありますので、できるだけ予算規模は圧縮したいと思っております。