2017-06-06 第193回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第5号
それから、低放射化材料の開発が必要ですが、これは六ケ所村の研究所で進んでおります。 それから、十九ページ、二十ページは、もう一つの方式でありまして、私が二〇〇九年まで所長をしておりました。こういうヘリカルなコイルを使います。絶対にできないだろうという装置を一九九八年に完成して世界をはっと言わせたんですが、これは、私はプロジェクトマネジャーをしましたが、期限内に予算内につくらせていただきました。
それから、低放射化材料の開発が必要ですが、これは六ケ所村の研究所で進んでおります。 それから、十九ページ、二十ページは、もう一つの方式でありまして、私が二〇〇九年まで所長をしておりました。こういうヘリカルなコイルを使います。絶対にできないだろうという装置を一九九八年に完成して世界をはっと言わせたんですが、これは、私はプロジェクトマネジャーをしましたが、期限内に予算内につくらせていただきました。
だから、低放射化材料を開発して、百年使って百年置いておくと、また普通の工場で溶鉱炉で溶かして使えるというふうなサイクルを確立するための、鉄とかバナジウム系なんですが、その開発実証が必要である。だからITERではできないわけですね。 将来、ヘリカルがいいかITERがいいかというのは、ITER自身がその成功の暁にみずから課題を提示する、こういうふうに思います。
ITER懇の飯吉厚夫中部大学学長さんは、低誘導放射化材料の開発などをきちっとやっていくべきだ、要するに、基礎研究から炉材料などの開発研究は必要だという意見、これは多数そういう意見があります。私はそれも紹介しましたから、この炉材料の問題について解決しているのかといったら、まだこれは工学設計を行う段階に至っていないということなど、これ自体がこれからの課題だという段階です。
だから、簡単に見通しなく多額の財政を投入するよりも、例えばITER懇の飯吉厚夫先生、中部大学の学長さんは、低誘導放射化材料の開発計画などをきちっとやっていくべきだ、こういう炉材料など基礎研究と材料の開発研究、安全技術の開発とか、あるいはトリチウムその他の問題の解決とか、この基礎をきちんきちんと積み上げてやっていくべきだという考え方が随分多くて、実は二月にシンポジウムがあって私も議論を聞いておりますが
ただ、先生御指摘のとおり、将来核融合から実際にエネルギーを取り出す装置をつくるということになりますと、そこにおける中性子の量も多くなりますし、やはり炉壁の耐熱性あるいは低放射化材料ということが必要になりまして、ITERで使われる予定のステンレス鋼では、それ以降のエネルギーを取り出す装置については難しいのではないかという意見が多いということでございまして、その点は専門家の中でも議論が行われております。