1950-03-24 第7回国会 参議院 大蔵委員会 第29号
○板野勝次君 それはただ單に希望的な観測で、放出権を日本の政府が握つておればいいのですがね。それは希望的観測であつてそのことは問題にならないと思う。そこでもう一つだけお尋ねしたい点は、今度値下げをされる。
○板野勝次君 それはただ單に希望的な観測で、放出権を日本の政府が握つておればいいのですがね。それは希望的観測であつてそのことは問題にならないと思う。そこでもう一つだけお尋ねしたい点は、今度値下げをされる。
農家経済が成立たないように増加して行つても仕方がないので、外国たばこの放出というものが、放出権というものが、日本の政府が握つておつて、そうしてこれが国内の生産の問題と調節し得るという状態にあるのならばよいのですけれども、日本の政府が放出権というものを握つていなければ、勢い外国たばこに圧迫されて来る。
第二に、食糧輸入が激増し、ストツクが増大すれば、ストツクの放出権を握つている者が食糧の価格を左右し、直接には闇価格、間接には公定価格を自由に統制できることになり、日本農民の生殺與奪権を握るのであります。日本農民の植民地的再編成というものを決定的ならしめ、食糧輸入は永久に強度に行われることとなるのであります。