2005-10-25 第163回国会 参議院 経済産業委員会 第1号
しかも、アスベストを含んだ家電製品においてはほとんど現時点で耐用年数を過ぎておりまして、何ら対策を取られずに既に廃棄されているものが多いと考えられる一方、建材とか浴室やキッチンなどでは消費者が、誤った使い方によりアスベスト放出可能性があると知らずに現時点でも使用中のものが多いというのが現状でございます。
しかも、アスベストを含んだ家電製品においてはほとんど現時点で耐用年数を過ぎておりまして、何ら対策を取られずに既に廃棄されているものが多いと考えられる一方、建材とか浴室やキッチンなどでは消費者が、誤った使い方によりアスベスト放出可能性があると知らずに現時点でも使用中のものが多いというのが現状でございます。
次の、今後の対応を考える上で、まず前提条件として、今回の調査結果、面白いと思ったのは、面白いというのは不謹慎なんですが、非常に私驚いたのは、たくさんの品目があるな、二百四十六品目も、これだけ放出可能性のある品目があると。果たしてこれの品目の合計した総トン数はどれぐらいになるんだろうと。
今回の法改正では、環境中への放出可能性に着目した審査制度の導入という名目で大幅な規制緩和が行われることになります。このことは、OECDの勧告を踏まえと説明文書には書いておりますけれども、勧告のどこを読んでもこういう規制緩和をしろというのは見当たりません。勧告が求めているのは、日本の不十分な規制を強化することであると思います。
今後は、年間十トン以下のものについて、事前審査の結果、難分解性ではあるものの高蓄積性ではないと判定された場合には、環境中への放出可能性の少ない場合と同様、事前確認、事後監視を行うことで毒性試験データの提出を求めずに製造、輸入できるということで、試験が簡略化されるわけですね。
このような状況を踏まえまして、将来においても人の健康や環境中の動植物への被害の発生につながることのないよう慎重に検討を行った結果、一定の条件を満たす場合には、有害性のみならず環境中への放出可能性を考慮した対応を可能とすることが適当だ、このように判断したわけでございます。
一方、化学物質の管理に係る政策に関してさまざまな取り組みが進捗する中で、我が国における化学物質の審査規制制度に関し、人の健康への影響に加えて動植物への影響の観点も含めるとともに、化学物質の環境中への放出可能性に応じた対応を行うことが国内外から求められております。
環境中への化学物質の放出可能性に着目した制度の導入については、今申し上げたような認識の下、その導入によって人の健康や動植物への被害の未然防止を損なうことがないように具体的在り方を検討してまいりました。そうした結果、今回お示ししたような制度改正案を得るに至ったわけでございます。
○政府参考人(南川秀樹君) 我が国におけます化学物質の審査規制制度につきましては、欧米と同様に環境中への放出可能性も考慮したより合理的な対応を行うべきだという御指摘も国内外から求められておったところでございます。
○大島慶久君 次に、環境中への放出可能性に着目した事前審査制度の導入についてお尋ねをいたしたいと思います。 今回の法改正では、環境中の動植物への影響に着目した審査規制制度の導入以外に幾つかの改正がなされております。
一方、化学物質の管理に係る政策に関して様々な取組が進捗する中で、我が国における化学物質の審査規制制度に関し、人の健康への影響に加えて動植物への影響の観点も含めるとともに、化学物質の環境中への放出可能性に応じた対応を行うことが国内外から求められております。